エンド・オブ・ザ・ワールド(2012)




地球に小惑星が激突し、3週間後には人類が滅亡してしまいます。
残された時間、あなたなら何をしますか?

大切な家族や、愛する人と過ごす
食べたいものを思い切り食べる
酒や麻薬や自由なセックスで快楽に溺れる
今までできなかった贅沢
略奪や暴動、人殺し
いやいや、いつも通りにお仕事・・・

そんな死が迫った時の
凡人が思いつきそうなやりたいこと
すべてが詰まった物語。

人類滅亡が宣告されたとき
保険会社に勤めるドッジは妻に去られてしまいます。
そして彼氏と別れたばかりの隣人のペニーと出会います。
ペニーは誤送されたドッジの元カノの手紙を持っていました。
暴動する人々から逃れたふたりは
ドッジの元カノと会うために旅に出ます。

昔、好きだった女性から
「忘れられない」「逢いたい」「やっぱり好き」と言われたら
たとえ死が迫っていても
男性の心というものはこんなに揺れるものなのか?笑

だけどだんだんと一緒にいる相手のほうに
心が惹かれていく・・
明るくて、前向きで、割り切っていて、若くて、可愛くて
そんなペニー。

人が幸せを、満足を感じるとき・・
それは欲望や欲求を満たすことではないのです。

好きな人が、愛する人
幸せを感じてくれること
満足してくれること
その瞬間が一番満たされるのです。
気持ちよくなれるのです。

でも死を宣告されなくても、いつ死んでもいいくらい
普段から後悔しない生き方ができるのがいいですね。

軽く見れる世紀末もの。
まったく色気のない役者さんではありました。笑



【解説】シネマトゥディより
40歳の童貞男』のスティーヴ・カレル、『プライドと偏見』のキーラ・ナイトレイら実力派が共演を果たした異色ロマンス。小惑星衝突による地球滅亡が迫っている中で妻の不貞を知った男が、隣人の女性を道連れにして真の愛を探る旅に出る。スティーヴが地球滅亡を機に、真面目一筋でさえなかった人生を実りあるものに変えようとする主人公を好演。キーラも奔放なヒロインにふんし、随所で笑いを誘う。ザ・ビーチ・ボーイズホリーズなど、全編で鳴り響くポップスとロックの名曲も聴きものだ。