マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔(2010)


 
 
「愛してる、もっと愛してる」
 
作品のほぼ半分は、マイケルの熱烈なファンが大勢登場し
ひたすらマイケルを賞賛するというもの。
マイケルの歌やパフォーマンスは一切なし。
 
映画としての出来はともかく・・笑
 
マイケルのピュアで少年のような人柄を
垣間見ることは出来ます。
マイクをつけたたまトイレに行っちゃうなんて超天然。笑
「聞こえてた?」なんて笑ってごまかすし。
 
ネバーランドの中が見れたのも良かったです。
本当に本格的な遊園地なんですね。
しかも招かれた人は、並ばなくていい、すべて無料
夢のような場所です。
 
スーパースターで取り巻きがいっぱい。
お金持ちで豪邸に住み欲しいものは何でも手に入るはず。
だけど、なぜか繊細で痛々しい。
無菌室ですべての外敵から守ってあげなければならない
そんな気持ちにさえなります。
 
整形とは、こんなにも人間の身体を
弱弱しくしてしまうものなのでしょうか。
切ったり、削ったり、異物を入れたりしなければ
いまでもパワフルな歌声が聴けたかも知れないのに
そんなふうにも、つい思ってしまいます。
 
マイケルが生きていたら公開はしなかった作品でしょう。
きっとそんな気がします。
 

 
【解説】allcinemaより
2009年に急逝したマイケル・ジャクソンの一周忌の追悼の意味を込めた、プライベート映像を中心としたドキュメンタリー作品。元マネージャーのマーク・シャフェルが10年にわたって撮り続けたこれまであまり公にされなかったマイケルの知られざる私生活を映し出す。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の世界的大ヒットで、死後もその実力を見せつけた彼の素顔をとらえた映像は貴重。公の場では決して見ることのできないマイケルがそこにいる。