ホワイト・プラネット(2006)


 
 
フランス・カナダ製作のドキュメンタリー。
必要最低限の解説のみで、淡々と北極に住む動物達の様子が映し出されます。
フランスらしい・・というべきでしょうか。
日本語吹替え版のナレーションは宮崎あおいちゃん。
 
マイナス50℃のなかでのホッキョクグマの子育て。
この小熊のかわいらしさといったらありません。
動くぬいぐるみ、その愛くるしさに思わず微笑んでしまいます。
しかし、オスの熊にとっては小熊は餌同然。
母親はオス熊から子どもの身を守らなければなりません。
 
タテゴトアザラシの子どもの「ゴマちゃん」の姿にも胸がキュンキュン(笑)。
こんな目で見つめられたら、誰が何も言わなくても地球温暖化に反対です。
ストップ・ザ・温暖化運動開始です。
 
それから北極のペンギンって空を飛ぶんだ!と感心して見ておりましたが
ウミガラスっていうんですね。
考えてみればペンギンが北極にいるわけもなければ、空を飛ぶわけもありません。
(ばかだ・・苦笑)
 
撮影に3年以上をかけたという奇跡の映像の数々は、さすがに素晴らしいですね。
動物達の毛の一本一本、細かな部分まで鮮明に映し出されています。
それは、氷の世界でしか生きられない命。
 
やがて消えてしまうかもしれない北極・・
ラストはホッキョクグマが、解けた氷の割れ目に落ちるシーンで終わります。
 

 
 
【あらすじ】yahoo!映画より
消滅の危機に瀕した氷の国・北極を舞台に、動物たちのサバイバルを追ったドキュメンタリー。極寒の中で産み落とした子どもを命がけで守るホッキョクグマ、メスをめぐって牙で闘うイッカク、繁殖地とエサを求めて旅するカリブーなどが登場する。監督は伝説の海洋学ジャック=イヴ・クストーに師事し、多くの自然科学番組を手掛けるティエリー・ラゴベールとティエリー・ピアンタニダ。過酷な撮影を経て映し出された驚異の映像が見もの。