十七人の忍者(1963)


 
 
 
出ました、何人シリーズ。
 
家光と、次期将軍の座を狙う駿河大納言忠長(家光の弟)との確執。
幕府の密命により、駿府城にある連判状を盗み出すために忍び込む17人の
伊賀忍者隊とこれに攻防する、駿府側の根来忍者との戦い。
伊賀忍法と根来忍法、はたして勝つのはどちらか・・
 
「所詮は下賤の雇われ忍者よ・・」
 
敵に伊賀者は16人だと思わせ、17人目が使命を果たすというトリックが
見どころ。
女性以外の登場人物が、非情に徹しているのもいい。
特に根来忍者の才賀孫九郎(近衛十四郎)が
罵ったり、死体を足蹴にしたりでなかなかの悪役振りで目立っていましたね。
そのせいで、主役の里見浩太朗さんの影が薄く感じてしまいました。
 
忍術といえば魔法使いのような派手なアクションをするのかと思いましたが
意外と地味な作品でしたね。
隠密なんですから、あたりまえなんですけど。笑
 

【あらすじ】東映チャンネルより
使命を第一と考え、ひたすら任務遂行につとめる忍者たちを描くサスペンスアクション。寛永八年、二代将軍秀忠の死期が迫る中、家光の実弟・忠長が西国外様大名十一家の謀反連判状を集め、不気味な動きを見せていた。老中・阿部豊後守忠秋はこれを憂慮し、伊賀忍者三ノ組組頭・甚伍佐を密かに呼び寄せ、秀忠の逝去までに駿府城内にある連判状を奪い取ることを命じる。甚伍佐は早速娘の梢を連絡係として残し、即座に駿府へと向かわせた。