バックマン家の人々


 
 
 
アメリカ映画って、障害者ネタなど大げさにコメディでやりますが
日本ではあまり考えられませんよね。
 
ギル夫妻は学校から、感受性が強く時にヒステリックな息子を
特別な教育を受けることができる学級に入れるべきだと言われます。
 
しかし、いくら問題があると言われても
親がそれを認めるのは難しいのではないでしょうか。
たとえ自分自身、わが子の問題点に気が付いていたとしても。
 
ギル夫妻が、息子の欠点を病気とは認められないこと、
父親のフランクが、借金問題ばかりの末っ子のラリーには、なぜか甘い・・
そんな心情は、私には少し理解できます。
 
私が最も感動したのは、お婆ちゃんがギル夫妻に話すシーンです。
「人生はジェットコースター。上がったり下がったり・・・」と。
とても感動的で素晴らしいセリフでした。
 

【あらすじ】goo映画より
家族を顧みない父フランク(ジェイソン・ロバーツ)のようになるまいと誓うバックマン家の長男ギル(スティーヴ・マーティン)は、妻カレン(メアリー・スティーンバージェン)と3人の子供たちと平穏に暮らしていたが、現在は息子ケヴィン(ジェイセン・フィッシュー)の神経症の問題で頭を悩ませていた。ギルの姉ヘレン(ダイアン・ウィースト)は夫と離婚し、親の目を盗んでボーイフレンドのトッド(キアヌー・リーヴス)と密会している早熟な娘ジュリー(マーサ・プリンプトン)と、極端に人見知りな息子ゲリー(リーフ・フェニックス)に手を焼いていた。ギルの妹スーザン(ハーレー・ジェーン)は、まだ3歳にしかならない娘パティ(イヴヤン・ショワン)に英才教育を施す夫ネイサン(リック・モラニス)と暮らしていた。あるパーティーの日、末っ子のラリー(トム・ハルス)が子供のクール(アレックス・バーラル)を連れて3年振りに家に戻ってきた。一攫千金を夢みる調子の良い彼に兄妹の態度は冷淡だったが、父フランクだけは何故か甘かった。