60セカンズ(2000)

我が家のテレビは「ゼルダの伝説」にほぼ完全侵略され
なかなか、まとまった時間で映画を見れない状態(涙)
なんとか隙を見て録画鑑賞しなくては!





アンジー、「17歳のカルテ」の次の作品だけあって
若いし、自信に満ちた挑発的な魅力があります
100%、どんな男でも落とせるという、そんな顔
しかし出番が少なく、使い捨てなのはとても残念


この作品、その車のどこが、どう、いかに素晴らしいのか
カー・マニアが見たら、たまらないのでしょうね
エンジン、パワーに、スピード、マフラーから響く轟音

その人の車の好みを聞くと、その人のタイプがわかるということ
そこはさすがアメリカ、エコより、洗練さより、勝ちこそが大事
自動車でもナンバー・ワンでありたいのです

主人公であるメンフィスは「60セカンズ
60秒以内にどんな盗むという伝説の泥棒と言われた男
しかし母親が「弟が真似をする」と嘆いたために引退し
今では子ども相手のゴーカート乗り場で堅気の仕事をしていました

しかし母親の気持ちとは裏腹に、弟のキップは車泥棒となり
そのうえ大仕事で失敗し命を狙われるハメになります

弟を救うためには一晩で、レアな高級車50台を盗まなければならない
その中の最後の1台であるエレノア(1967 SHELBY Mustang GT500)は
過去にメンフィスが唯一盗むことのできなかった車でした

これがね、汚職している政治家とかの車だったら
多少は気分がいいかも知れません(笑)
しかし、一般の人間が愛用している自動車を盗んでいくわけですから
これはどうもしっくりこない

67年車なら、相当なメンテナンスも必要でしょうし
わが子のように大切に大切にしてきたのではないかと
「車は道具」と考えている私でさえ思ってしまうのです
本当の自動車愛好家だったら許せないだろうと
(そういう真面目なこと考える映画ではないけどな)





盗難車グループのボスが家具職人というのは新しかったですけれど(笑)
お気に入りの家具が命取りになったとは(どういう展開よ・・><)

デュバル様まで出しておいて、このザ・B級
勇気だけは認めましょう



【解説】allcinemaより
ニコラス・ケイジ主演のクライム・アクション。1974年の「バニシングIN60」をモチーフに、伝説のカー泥棒チームが目論む一世一代の強盗計画をスピーディーな展開で描く。街中を疾走する迫力のカーチェイスは必見。ロバート・デュバル、アンジョリーナ・ジョリー共演。“60秒でどんな車でも盗み出す”伝説のエキスパート、メンフィス。すでに足を洗っていた彼だったが、弟に危機が迫った時、彼は無謀な賭けに出る。