アンナ・カレーニナ(2012)




まず、どの主演作でもそうですが
キーラ・ナイトレイは色気がない
もっとひどいのは、アンナの不倫相手であるブロンスキー役
全く魅力的でない

いくら美男美女でも、抱こうとか
抱かれたいという気が全くおきません

妻に不貞を働かれているカレーニン
ジュード・ロウが教養のある紳士を好演していて
彼にいちばん同情してしまいます

いくらおじさまになっても、ハゲてきても
さすがモテ男のオーラは隠せないというところでしょうか





美貌の人妻であるアンナと、青年将校ブロンスキーは
はじめて出会ったその日から惹かれあい、激しく愛しあいます
若くして恋愛感情なしに結婚してしまった彼女にとって
それははじめての感情、抑えることができなかったのでしょう

やがてアンナはブロンスキーの子を身籠り出産します
一度はカレーニンに赦しを乞うものの
再びブロンスキーのもとに走る

しかし、社交界のメンバーから軽蔑され、無視されてしまう
華やかな世界からつまみ出され
だんだんとエキセントリックになっていくアンナ

しかもブロンスキーがほかの女性と会っているのではないかと
過度の嫉妬、イライラは募ります
次第にアルコールと薬物に溺れていく


こんな女性に翻弄されてしまったら
トルストイの原作ではないですけれど
美貌を無残な顔にしてやりたいという
そんな気持ちも沸き起こるでしょう
(本作でもそうすればよかったのに)

しかし、今では愛することで発狂して命を投げ出すなんて
そんな女性はそういないでしょうね
男性のほうは、ストーカー化してしまうという
進化を遂げない人もたまにいるようですが

キーラにはやはり、イギリス文学のほうが似合いそうです
(イギリス文学は知らないけれど 笑)



【解説】allcinemaより
 ロシアの文豪トルストイの同名小説を「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト監督&キーラ・ナイトレイ主演コンビで映画化した文芸ラブ・ロマンス。全てを捨てて真実の愛に生きる道を選んだヒロイン、アンナ・カレーニナが辿る悲痛な運命を、舞台劇を取り込んだ大胆な演出を織り交ぜ、絢爛豪華に描き出す。共演はジュード・ロウアーロン・テイラー=ジョンソンケリー・マクドナルド、ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル
 19世紀後半のロシア。アンナ・カレーニナ社交界の華と謳われる美貌の持ち主。しかし、夫である政府高官カレーニンとの間に愛を感じられず、満たされぬ日々を送っていた。そんなある日、兄夫婦のもとを訪れた彼女は、若き将校ヴロンスキーと出会い、一目で恋に落ちてしまう。許されぬ恋に必死に心を鎮めるアンナだったが、舞踏会で再会した2人にもはや燃え上がる情熱を抑える術はなかった。一方、アンナの兄嫁の妹でヴロンスキーに想いを寄せるキティ。彼女は、田舎の地主で純朴な好青年リョーヴィンからの求婚も断り、ヴロンスキーとの結婚を信じて待ち続けていたのだが…。