巴里のアメリカ人(1951)



ジャズとクラシック、タップとバレエとワルツを融合した
ミュージカル映画の唯一無比の傑作ということ
衣装や美術も素晴らしい

有名なラスト18分のダンスシーンは
私には長かったけど(笑)

前半はコミカルで楽しいですね
アメリカ人の貧乏画家ジュリー(ジーン・ケリー
ピアニストのアダム(オスカー・レヴァント
人気歌手のアンリ(ジョルジュ・ゲタリ)の
「S'Wonderful」が最高
アダムの独りオーケストラの妄想もよかった(笑)

ただストリーはいまいち
脚本賞獲っています・・笑)

ジュリーもヒロインのリズも、お互いに二股をかけています
アンリからのプロポーズを受け
アメリカに旅立つ決心をするリズ

だけど、最後はずっと支えてくれたアンリではなく
ジュリーを選びます
恋とは時にそういうものかも知れないけれど
アンリが紳士だっただけに可哀そう

でもしばらくジュリーと生活したら
貧乏で喧嘩が絶えず、我慢できなくなったリズは
アンリのもとに戻っていくんだろうな

そんな余計な続編は考えなくていいんだけど(笑)



【解説】allcinemaより
パリで画家修業を続けるジェリーが、歌手のアンリと友情を結ぶ。やがてジェリーは、リズという美しい娘と出会い、恋に落ちてしまう。しかし、リズがアンリの婚約者であると知ったジェリーは、いさぎよくリズのことをあきらめるが……。モダン・バレエによる洗練されたミュージカル劇。