サブウェイ(1984)


 
好きな人は好きなこの作品、昔見たんですけど
どんなオチだったか忘れてしまっていて、再鑑賞。
 
見た理由は覚えています。
当時パンクロックが少し好きで
このポスターのアジャーニとランバートの髪形に
パンク系の作品かと勘違いしたんです。笑
ポスターのランバードなんて本気でカッコイイと思いました。笑
 
今見たらオチだけでなくほとんど忘れていました。
ベッソン監督だったんですね。
ジャン・レノフレディ・マーキュリーみたいな顔していました。笑
 
オープニングのカーチェイスの掴みと
深夜の地下鉄構内でランバートとアジャーニが踊るシーンは最高。
ストリーはあまりありません。
登場人物と音楽と近未来風な雰囲気を楽しむ作品なのでしょう。
粋な会話が良かったですね。
ちょっと切ない恋愛感もあって。
 
地下という閉塞的な空間が、隠れ家のようで憧れます。
日常から逃げ出して、地下で人目を気にせずひっそり生きる・・
そういう願望を誰でも本当は抱いている気がするのです。
自由と労働拒否。
 
キャラは最高に立っていますね。
とある情報を盗んだ男フレッド
その情報源の妻エレン
地下街のローラースケート野郎、筋肉野郎、ドラム野郎、花売り野郎
主人公を追う刑事のバットマン&ロビン
みんなが個性的でスタイリッシュでユーモラスでした。
 
カフェオレにクロワッサン浸して食べても
ブドウを皮ごと食べる仕草も、お行儀悪くなく
いろいろなシーンがとにかくお洒落。
アジャーニはキラキラと輝いて
美しさはフランス映画に学べ!としみじみ思います。
 
オチもわかって良かった。笑
 

 
【解説】allcinemaより
ある企業から重要書類を盗み出した男。彼は追っ手を逃れ、パリの地下に網の目のように拡がる地下道に紛れ込む。そこには地上とは異なる、別の世界があった……。近未来を舞台に、パリ地下水道をエキセントリックに描き出したSFアドヴェンチャー。ランベールとアジャーニの無機質な表情と作品世界が実にマッチしているL・ベッソン監督作品。