プリンス/パープルレイン(1984)

 

 
 
 
持っているんですよね、プリンスのCD「パープルレイン」。
それを言うと、なんだかとてもハズカシイ気持ちになるのはなぜでしょう。
この作品を観ても、なんかハズカシくなりましたね。
でも、作中で「Let's Go Crazy」と「I would die 4 U」が流れたときには
感動は隠せませんでしたけど。笑
 
衣装もハーレーもパープルなプリンス殿下。
そして、ヒラヒラのブラウスが世界一似合う男。
しかもプリンスって、本名なんですよね?
 
家庭に問題をかかえ、自分勝手な行動ばかりする若者が
ひとりの女性と惹かれあい
悩み、苛立ち、苦しみ、そして成長してゆく青春ストリー。
なんと殿下が普通の青年を演じています。
 
80年代の洋楽が好きな人には、懐かしい気分が蘇ることでしょう。
プリンス信者には、ドラマ仕立てのPVとして十分に楽しめる作品だと思います。
 

 
【あらすじ】allcinemaより
アクの強さではダントツの天才ロック・ミュージシャン、プリンス。彼の下積み時代のサクセス・ストーリーに関係者自らが出演した、自伝的青春映画。ミネアポリスで人気No.1のバンド『ザ・レヴォリューション』のリーダー“キッド”は、近頃頭角を現わしてきた『ザ・タイム』の存在に危機感を抱いていた。折しもバンド仲間とは不協和音が聞こえ始め、家族問題も深刻化、さらに恋人との関係も最悪状態。それでも彼は自分の我を通そうとしていた……。悩み苦しんで最後はハッピー・エンド。と言った単純明快なストーリーではあるが、そこに家族問題を盛り込んでいることで物語に広がりを与え、並の青春映画とは一味違う仕上がりになっている。また、プリンス独自の“ビート”と場面展開をリンクさせて見せる演出もなかなかの出来。出演者たちもなんとか平均点クラスの演技をしているが、『ザ・タイム』のM・ディはプリンスとは対称的なキャラクターを好演している。本作はアカデミー賞主題歌賞(同名タイトル曲)を獲得し、プリンス映画デビューに花を添えている。90年には続編「グラフィティ・ブリッジ」が完成しているが日本では未公開(後にビデオ発売)になっている。