風と共に去りぬ(1939)


 
 
「神よ、この試練に私は負けません 。
家族に二度とひもじい思いはさせません。生き抜いてみせます。
たとえ盗みをし、人を殺してもでも。 神よ、誓います。
二度と飢えに泣きません!」
 
第12回アカデミー賞作品賞、主演女優賞を始め10部門に輝いた不朽の名作。
 
1939年製作ですよ?驚きですよね。
もし映画館でリバイバル上映があったら観てみたい映画ナンバーワンです。
でも結局、またテレビで観てしまいましたけど。笑
 
いつまでたっても、アシュレーに対する思いを断ち切れないスカーレット。
アシュレー以外の男なら誰と結婚しても同じ。
スカーレットにとっては、愛も、ときめきも、彼だけに捧げるものなのです。
そのために、メラニーのやさしい心にも
困ったときには、必ず援助の手を差し伸べてくれる
レットの愛にも気が付かない。
 
アシュレーの愛だけを追い求めるスカーレット・・・
そのために、全てを失ってしまいます。
 
「今は考えられない・・・明日考えよう」
 
レット・バトラーはスカーレットのもとに戻ってくるのでしょうか。
私はきっと戻ってくると思います。
彼女にひどい言葉を放ってしまうのも、彼の愛し方のひとつなのです。
 
ビビアン・リーはさすがに綺麗でした。美しい瞳に、上を向いたまつげ。
左右の眉の高さが違うところに、策士的な印象も感じられて。
 
それから、乳母のマミーがいい味を出していましたね。
誰に対しても本音と本気で向き合うキャラクターで、観ていて小気味が良いです。
 
3時間40分という長さでしたが、終始見入ってしまいました。
さすが、長年愛される名作だけあると思います。
 

 
【あらすじ】yahoo!映画より
南北戦争勃発寸前のアメリカ。南部の大富豪の娘にして、絶世の美女スカーレット・オハラは、名家の御曹司アシュレー(レスリー・ハワード)に思いを寄せていた。しかし、彼が別の女性と結婚するといううわさを聞いてしまい、嫉妬からとんでもない行動を取ってしまう。