招かれざる客(1967)


 
 
第40回アカデミー賞、主演女優賞、脚本賞を受賞。
 
娘を持つお父さんの多くは
わが子が結婚するとなると動揺は隠せないのでしょうか。

私の父などは、「ください」の挨拶来たときには
どこに行ってしまったのか行方不明になりました(笑)

それが人種も違う、年齢も離れている
そのうえ結婚したら遥か遠い国に行ってしまう
そんな男性を紹介されたなら
結婚に賛成するのは難しいでしょう。

しかも今より
まだまだ人種差別が深刻な時代なのです。
 
ゴールデン・カップル。
ヘップバーンが知性があり愛情溢れる女性を好演していましたね。
彼女にぴったりな役だと思います。

プレンティス夫妻は素晴らしい人柄
そしてなんといってもライアン司教が
ユーモラスでとても、とても良い人。
 
「これから多くの人たちの反感と嫌悪が君たちを待ち受ける。
 永久にそれを乗り越えていかねばならん。
 だが、互いの絆を強くし、決して負けるな」
 
ラストのトレイシーの長いセリフは感動的でした。
ポワチエは、この作品でも紳士でしたね。
 


【あらすじ】yahoo!映画より
世界的にその名を知られる黒人医師ジョン(ポワチエ)はハワイで知り合った白人女性ジョーイ(C・ホートン)と人種の壁を越えて結婚を誓い合い、互いの両親の許しを得るためサンフランシスコのドレイトン家を訪れる。最初戸惑っていた母も、娘の喜ぶ様子を見て次第に祝福する気になるが、父マットの心境は複雑だ。やがて、ジョンの両親プレンティス夫妻もかけつけるが、彼らも息子の相手が白人とは知らされていず愕然とする……。