恋をしましょう(1960)

原題は「Let's Make Love

マリリン・モンロー34歳、イブ・モンタン39

マリリンの主演作は後ろから2本目

最後の映画はジョン・ヒューストン荒馬と女」)

セミ・ミュージカルのロマンティックコメディ

監督のジョージ・キューカーはマリリンが指名したそうです

女優の魅力を最大に引き出すことに長けていて

主演者にアカデミー賞をもたらすことでも有名

風と共に去りぬ」で降板したのはヴィヴィアン・リー

オリヴィア・デ・ハヴィランドなど女優ばかりに気を使うので

クラーク・ゲーブルが不満にもったのが理由のひとつだとか(笑)

なのでもう若いとは言えない(というよりすでに大御所 笑)

マリリンとモンタンですが

始まって見ればやっぱりマリリンはキュート

色男のモンタンとの絡みもバッチリ

あの声で囁かれて、あの目に見つめられたら堕ちない男はいないよね(笑)

モンタンに、ミルトン・バールがギャグ

ダンスはジーン・ケリー、歌はビング・クロスビーが教えるという

ご本人登場も洒落ています

物語はプレイボーイ有名な富豪のジャン=マルク・クレマン(モンタン)

自分をモデルにした芝居のリハーサルを見に行くと

ショウ・ガールのアマンダ・デル(マリリン)に一目惚れ

アレクサンドル・デュマ」という偽名で貧乏人のふりをしオーディションを受け

金の力を使って裏工作しアマンダを手に入れようとするもの

しかし意外にもアマンダは舞台稽古が終われば夜間高校に通い

趣味は編み物、性格は優しく困った人を放っておけない

演技初心者のクレマンにアドバイスを惜しまず

食事に誘えば「割り勘にしましょう」

ますますアマンダのことを好きになってしまうクレマン

しかし憎きは恋敵のトニー(フランキー・ヴォーン)

歌って踊れる作曲家で舞台ではアマンダの相手役

しかし才能があるにもかかわらず売れずに酒に溺れています

そんな彼を心配して面倒みるアマンダ

アマンダたちが所属する劇団の劇場を所有する不動産会社

クレマン・エンタープライズが所有していることを知り

クレマンは弁護士ウェールスをプロデューサーに化けさせると

劇団に経済的援助を与えるのを条件に、自分を主役にさせるよう仕組み

さらに自分とアマンダを50ドル昇給させます

主役をクレマンに奪われたトニーは絶望し、ますます酒を飲むようになり

アマンダはトニーを助けるためクレマンと食事に行くことにします

高級中華料理店中国語で乾杯し

アマンダに自分は本物のクレマンだと告白しプロポーズするクレマン

アマンダは彼からのプロポーズに感動しましたが

クレマンが妄想性ではないかと心配します

さらにここに来たのはトニーに主役を返してもらうため

ショービジネストニーの全であること

トニーとは友情意外の何もないことを説明するアマンダ

自分の話を信じてもらえないクレマンは

「本物のクレマン」に会って頼んでみたらどうだとアドバイスします

クレマンの事務所を訪ねるアマンダ

秘書の女性たちとの申し送りが始まると

そこで本物のクレマンが誰かわかったアマンダは驚いて気を失います

目が覚めたアマンダはクレマン専用エレベーターに逃げ込み

追いかけたクレマンが「Let's Make Love」を歌うと

アマンダはクレマンに屈服(笑)

ふたりは抱き合いキスするのでした

できればショーの成功のほうで終わって欲しかったですね

それもモンタンのニワトリのシーンで(笑)

脚本に名を連ねている当時の夫アーサー・ミラー

マリリンを目立たせるシナリオに書き直したそうで(笑)

それが原因かどうかは分からないですが

教会で逢引きしている中年男性が実は牧師の父親だとか

ブレスレットの放射能ネタとかはまあまあ愉快だったけど

ただのマテリアル・ガールものになってしまった残念

さらに撮影中、マリリンとモンタン不倫関係であるという噂が流れ

そのことをフォックスは興行に利用しようと

どこまでが真実か話題作りかは不明)広く報道されたそうです

お気の毒なのはモンタンに同行していたというシニョレ姐さん

自殺未遂まで起こしたそうです

マリリンも亡くなる前のインタビューでは

アマンダ役が彼女のキャリアで最悪だったとコメントしたとか

本作の批評も評論家からは相変わらず良くなかったそうですが

マリリンの演技は近年再評価されているそうです

確かにマリリン以上に魅惑的な歌と演技は

この先100年経っても誰にもできないでしょう

 

【解説】映画.COMより

「奥様ごめんなさい」のノーマン・クラスナーの脚本を「西部に賭ける女」のジョージ・キューカーが監督したロマンチック・コメディ。撮影は「5つの銅貨」のダニエル・L・ファップ、音楽をライオネル・ニューマンが担当した。サミー・カーン作詞、ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン作曲の主題歌“恋をしましょう”ほか5曲、コール・ポーターの“私の心はパパのもの”が歌われる。出演は「お熱いのがお好き」のマリリン・モンロー、「掟」のイヴ・モンタン、ほかにトニー・ランドール、フランキー・ヴァーン、ウィルフリッド・ハイド・ホワイト、マイケル・デイヴィッドら。製作ジェリー・ウォルド。

1960年製作/アメリ
原題または英題:Let's Make Love
配給:20世紀フォックス