「メゾンマルジェラでビジュ爆発」
「じゃぁ結婚しようよ!」
英題は「Baby Assassins 2 Babies」
メゾンマルジェラとは菅田将暉が紅白歌合戦で着ていたニットのブランド名で
殺し屋稼業のちさと(髙石あかり)とまひろ(伊澤彩織 )が
金欠になったアルバイト先で「菅田将暉おぢ」に影響されて
「花束みたいな恋をした」にリスペクト
(まひろが映画をチェックするのは「フィルマークス」笑)
殺し屋と言っても「ゴルゴ13」のように国家・企業・秘密組織の
極悪人を狙撃するわけではなく(笑)
どちらかというと不運に巻き込まれ方
今回は殺し屋アルバイターのゆうり(岩永 ジョーイ)とまこと(濱田龍臣)兄弟が
「正規の殺し屋を殺せば、空いた枠に繰り上がりになる」という噂を信じ
マネージャーの赤木(橋野純平)と共に、ちさととまひろの命を狙うというもの
ストーリーそのものはなんてことないのですが
安物のラップはダメ(わかる 笑)
まひろのヌンチャクの様な電話アクション
「花束みたいな恋をした」の感想の言い合い
ちさとの任侠姐さんの如き賭け将棋(あっさり負けるんかい)
着ぐるみでの格闘
突然の「新しい学校のリーダーズ」
掃除屋の田坂さん+ギャルの宮内ちゃん+須佐野さんのプリンからの殺人依頼
(プリンを食べた感想が「待って・・」から長い 笑)
情に流されず、きっぱり殺すラスト
ファンシーな日常と、キレッキレのアクションというギャップ萌えと
テンポの良さで飽きさせない
しかもスピーディーなうえ、CGもほぼカット割りもない格闘シーンは
もはや世界レベル
この先もシリーズは続いているようなので
このスタイルをどこまで維持して、どこを変えていくのかが
課題になっていくのでしょうね
すご腕の殺し屋で共同生活を送っている杉本ちさとと深川まひろは
4年前に入会してほったらかしにしていたスポーツジムの会費と
殺し屋の組合の保険料の未払いがあることを知らされます
振り込み期日ギリギリに銀行に支払いに行くと、そこに銀行強盗が現われ
振り込み時間に間に合わなかったふたりは謹慎処分になり
やがて所持金は底を尽きアルバイトをすることにします
一方、殺し屋アルバイトのゆうりとまことの神村兄弟も金欠で
(まことは定食屋の娘、さくらちゃんに気がある)
マネージャーの赤木から、台東区で活躍する女殺し屋コンビ
ちさととまひろのポストを奪えば正規の殺し屋に昇格できると言われ
神村兄弟はちさととまひろを襲撃する計画を立てます
しかし難なく、ちさととまひろに返り討ちにされてしまい
倒れた神村兄弟を回収に来た
清掃スタッフの田坂さんと(水石亜飛夢)宮内ちゃん(中井友望)
が、ふたりがふざけているうちに神村兄弟が隙を突いて逃走
後を追った田坂さんが撃たれてしまいます
(死ぬかと思ったら、たいした怪我じゃなかったという 笑)
田坂さんの仇を討つため、神村兄弟を探すちさととまひろ
宮内ちゃんは謹慎中のふたりに特例を使って
神村兄弟を殺すよう依頼します
廃工場に神村兄弟を追い詰めたちさととまひろ
ちさとと、弟まことがそれぞれ重傷を負い
まひろと兄ゆうりの一騎打ち
激闘の末、勝利したのはまひろでしたが
その時には4人に奇妙な友情が芽生えていました
しばらく談笑した後(最後の晩餐は「ちゃおちゅーる」 笑)
ちさととまひろが銃口を向けると
ゆうりとまことは満足した顔で、殺し屋の末期を受け止めたのでした
次からは各種支払い、遅れないようにね(笑)
【解説】映画.COMより
殺し屋女子2人組の活躍を描いた、阪元裕吾監督の青春アクションエンタテインメント「ベイビーわるきゅーれ」の第2弾。
組織からの依頼で殺しを請け負っている、ちさととまひろの2人は、ジムの会費、保険のプラン変更など、日々のお金に頭を悩ませ、いつものように途方に暮れていた。一方、殺し屋協会アルバイトの兄・ゆうりと弟・まことの兄弟もまた、お金の悩みを抱えていた。上からの指令ミスでバイト代はもらえず、正社員ではないため働いても満足した生活ができない。そんな現実を前に、お金が欲しい兄弟は、「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」という噂を聞きつけ、ちさととまひろの前にたちはだかる。
ちさと、まひろ役を前作同様に高石あかりと伊澤彩織が演じるほか、ゆうり役を「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」の丞威、まこと役を「ウルトラマンジード」の濱田龍臣がそれぞれ演じる。
2023年製作/101分/G/日本
配給:渋谷プロダクション