
「カオスの中から最高なものが生まれる」
原題は「Terror Firmer」(テロリストの強者)
いわゆる「トロマ映画」と呼ばれているもの

「トロマ映画」とは映画製作配給会社である
「トロマ・エンターテインメント」で制作された映画で
「クソ映画」「Z級映画」という蔑称、愛称で
一部の物好きなファンから支持を得ているカルト映画のこと

正直、見終えた後すぐに
どんなストーリーだったか忘れてしまったんですけど
そもそも内容なんてなかったかも知れない(笑)

盲目の映画監督ラリー・ベンジャミン(ロイド・カウフマン)が
ニューヨークのスタジオで「悪魔の毒毒モンスター4」を撮影中
現場では女性アシスタントのジェニファーを
反抗的な特殊効果スタッフのジェリーと
堅物の音響スタッフのケイシーが狙い恋愛バトル

そこに連続殺人犯の男がやってきて
撮影スタッフたちが次々と惨殺されていく
すると謎の女が男の足を素手で引き千切り、その足で男を撲殺

次に場面が変わると、屋上で日光浴をしている妊婦
そこに先ほどの謎の女が現れ
妊婦の腹から素手で胎児を取り出し盗みます
「連続殺人犯、胎児を奪いさらう」のニュース

この謎の女は誰なのか
なぜ彼女はこのような猟奇的な殺人を
行うようになってしまったのか
というのがテーマだと思うんですけどね(笑)

そこにいくまでが、オッパイとチンチンとゲロとウンコのオンパレード
性も変態の垣根も超えた、よく言えばポリコレ?
しかもノーモザイクで謎に2時間もある(笑)

トイレで男女がしてるとこに監督が来てオシッコする
全裸のデブ男がちっちゃいチンチンぶら下げながら
ブロードウェイ街で大暴れする
(最後に警察への感謝が述べられていたけど、この撮影の謝罪かしら?笑)
車の中で1人がゲロを吐いたせいで全員ゲロ
肛門からコカイン摂取
毒々モンスターの出産
カミソリがびっしりの屋上から指が切断して落下
牛男が漏らしたウンチを食べて「チョコじゃない!」
延び~るチンチン
ピクルスマガジンって何?(ピクルスに対する観念が変わります 笑)

さらにスティーブン・スピルバーグと
「となりのサインフェルド」(アメリカのコメディドラマ)への暴言や嘲笑
どうやら監督のロイド・カウフマンは
同業のエンターテイメント業界のユダヤ人を本当に嫌っていたようです
(とんだ風評被害だ 笑)

これだけ不謹慎極まりないわりに、気分が悪くならなかったのは
時折真面目に語るインディー映画愛のおかげでしょうか
「創造的な自由は精神的な自由に基づく」
「もしお金や社会、政府の制度、宗教、企業に縛られていたら精神的に解放されない」

殺人犯は音響スタッフのケイシー(ウィル・キーナン)でした
彼は両性具有者で、女の子が欲しかった父親(ロン・ジェレミー)に
ペニスを切断され虐待されていたのです
そのせいで精神的に不安定になり、彼の人生は狂ってしまいました

ラスト「弊社は両性具有者の権利を守る」という宣伝動画が始まり
レミー・キルミスター(モーターヘッドのベーシスト)が本人役として
「両性具有の人たちの人権を支持する」と発表します
ここにきて、こんな大物まで登場するとは(笑)
決しておススメはしませんが、中毒性があることは確かです(笑)
【解説】U-NEXTより
カルト的人気を誇るトロマのマニアックなユーモアとダークな感性が融合した伝説的名作。ショッキングなシーンはもちろん、アクション性の高さも観る人の目を惹きつける
ロイド・カウフマン監督の著書からインスパイアされた作品。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシ―』の監督、ジェームズ・ガンが共同脚本に名を連ねている。
盲目のぼんくら映画監督が仕切っている低予算インディー映画。撮影クルーの間で三角関係のこじれが発覚し、現場はまとまらずにいた。そんな撮影現場に、いきなり連続殺人犯が現れる。ただでさえトラブル続きの現場は、阿鼻叫喚の地獄へと変貌していく