トスカーナ(2022)

「自分で後始末するのよね」

原題も「Toscana



イタリアやフランスの農村地帯って陽光が違うというか

美しくて魅力がありますよね

外で食事をしたりワインを飲むのが習慣なのがよくわかります

一方北欧といえば寒くて陰湿な気候で家に引きこもりがち

なのでインテリアでおうちを素敵に飾るそうです

逆にイタリアのキッチンは汚い(笑)

そういう普段の生活の対比は面白かったですね

だけど冒頭から主人公もヒロインもイライラしていて口が悪い(笑)

だから幼なじみで初恋の相手だったという以外

ふたりがどこに惹かれあったかわからない

しかも友人の婚約者を寝取るか(笑)

でも90分でコンパクトなのでサクッと見れます

料理や厨房の様子も丁寧に撮られていて美味しそう

サンドイッチや本物のサラミが食べたくなります(笑)

デンマークミシュランブックに名前も載っている

高級レストランの一流シェフ、テオは

空気の読めない投資家に八つ当たりしてしまい

支援を受け店を開業するどころか大赤字

資金調達のため、父親の遺産相続の手続きにトスカーナまでやって来たテオ

父の残したリストランテでボトルの水を頼むと

店員のソフィアは氷の入ったグラスに水を注ぎ

テオと言い争いになってしまいます

(欧州では氷の入ったグラスを出すリストランテはダメってことなのね)

おまけに運ばれてきた料理は最低

だけどオリーブオイルだけは一流、美味しかった

ソフィアは外国人のテオにムカついていましたが

支払いのカードの名前を見て料金はいらないと伝えます

彼女はテオの父親の残したリストランテやオリーブ畑の管理を自費でしていました

そしてもうすぐこのリストランテ

弁護士のピノと結婚式を挙げる予定でした

テオはソフィアの結婚式の料理をプロデュースし

実業家のヨナスにリストランテが価値あることを示し

少しでも城と土地を高く買ってもらおうと考えます

だけどここにきてテオはソフィアに恋してしまう

きっかけは父親の残したレシピ本

テオは父親のレシピを参考に赤ワインを使い

花で飾ったお洒落なリゾットを作ります

その花を退けるソフィア、そして更にチーズをかけてふたりで味見

トスカーナのチーズは美味しそう)

 

美味しい料理を作ってもらって

ワインで酔っぱらえば好きになっちゃう気持ちもわかるがな(笑)

 

だけどソフィアはピノと結婚

リストランテの売却も決まりました

これで新店舗を開業できる

しかしデンマークに戻ったテオはうわの空

調理人たちへの厳しさはなくなり、新店舗に興味も湧かない

テオの変化に気付いたマネージャー?のメルルは

「行って」と、新店舗の話を白紙に戻すのでした

彼女が一番、知的でイイ女

私がテオだったらこっちと結婚するわ(笑)

テオがトスカーナに戻るとソフィアとピノは別れていました

テオはヨナスからリストランテを買戻し

デンマークからメルルや従業員を呼び開業します

トスカーナで仕事する若い従業員は楽しそう(笑)

そして怒りにまかせて壊した「みんなと同じく特別」の父親の石像から

卵の殻を見つけたテオは、父親から愛されていたことに気付き

トスカーナの景色を眺めることの出来るお気に入りのベンチに

石像を座らせるのでした

お父さんもきっとそのほうが喜ぶね(笑)

ピノと別れ大学に通い始めたソフィアに

テオは夏休みの間リストランテを手伝って欲しいと頼み

ソフィアはテオから部屋を借りることにするのでした

ピノにもいつか幸せになって欲しいよね)

最後に笑えるのが映画のジャケット

こんな手抜き見たことないわ(笑)

 

 

【解説】Netflix式サより

アナス・マテセン、クリスティアーナ・デランナ、ラーケ・ウィンザーの共演で贈る、メヒディ・アヴァス監督のヒューマンドラマ。

父親が残したビジネスを売却しようと、イタリアのトスカーナ地方へやってきたデンマークのシェフ。そこでひとりの女性と出会い、自分の生き方を見つめ直してゆく。