英題も「SHIN GODZILLA」
ゴジラシリーズ第29作目にして最大の話題作
ただゴジラ萌え♡は、ほとんどありませんでしたね
特に幼体はといえば死んだ魚みたいな目でキモチワルイ(笑)
作風はエヴァンゲリオンをそのまま引き継いでいて
アニメ風なカッティングにアングル、音楽、編集、セリフまわし
(健聴者にも字幕鑑賞がオススメ)
石原さとみはアスカ・ラングレーが大人になった実写版
ゴジラファンでも賛否両論分かれる作品だと思いますが
面白くない、といったら決してそうではない
もし巨大生物が上陸して日本を破壊したらどうするか
登場人物はほとんど政治家と公務員
対策より選挙や支持率を気にする内閣(首相のモデルは菅直人)
「わからない」としか言わない有識者(本物連れてきたかと思った)
そうしているうちに巨大生物はアクアラインから多摩川、そして鎌田へ
品川では幼体から進化しさらに巨大化、2足歩行を始めます
「実際にゴジラが現れた場合、自衛隊はどのように対処するのか」
「ゴジラに対して武器の使用が認められるのか」など
何度もミーティングを行ったということもあり
自衛隊のヘリ、戦車、ロケット砲
戦闘機などによる攻撃シーンはなかなかのもの
コロナで総火演は中止だけど(応募しても当たらないがな)
4日後ゴジラと名付けられた巨大生物は再び鎌倉に上陸
横浜を横断し川崎に至ると、都内進入を阻止するため多摩川を防衛線とし
武蔵小杉で投入できる全ての武器で陸と空からゴジラを攻撃するのです
オイっ!コラ!うちの近所じゃねえか!!
庵野は東宝から「近隣諸国の国際情勢については明言を避けて欲しい」
という要望を受けたそうだけど
神奈川には中華街だってコリアンタウンだってあるんだぞ
が、国連安保理による核攻撃の前に
血液凝固剤の投入によりゴジラを凍結させることに成功
復興の希望を胸に刻む主人公たちの前には
東京駅の傍に立ち尽くすオブジェ化したゴジラの姿がありました
しかもシン・ゴジラ、ちっちゃい生命体いっぱいで出来ている
解凍したらそれがメタモルフォーゼしていくってこと?
いかにも続編、シリーズ化ありきなエンディングにはチト萎えた(笑)
それより夕陽をバックにお互い勤めを終えて肩を叩く自衛官や
立ち去る護衛艦や戦闘ヘリコプターを映してくれたほうが
よっぽど素敵だったのに(願望)
【解説】allcinema より
「ヱヴァンゲリヲン」シリーズの庵野秀明が脚本と総監督、「のぼうの城」「進撃の巨人」の樋口真嗣が監督と特技監督を務め、世界的怪獣キャラクター“ゴジラ”を日本版としては12年ぶりに復活させた特撮アクション大作。謎の巨大不明生物“ゴジラ”の出現という未曾有の国難に直面した現代の日本を舞台に、全てが想定外の中でギリギリの決断を迫られる政府関係機関の緊急対応の行方と、ゴジラに立ち向かう人類の運命を、綿密なリサーチに基づくリアルなストーリー展開と迫力の戦闘アクションで描き出す。主演は「地獄でなぜ悪い」「進撃の巨人」の長谷川博己、共演に竹野内豊、石原さとみ。そのほか大杉漣、柄本明、高良健吾、余貴美子、國村隼、市川実日子はじめ実力派キャストが多数出演。
東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し、上官にたしなめられてしまう。しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は陸に上がると、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースンを派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。