原題も「Game of Thrones (略称GOT)」
スローンズとは玉座(国家の君主”国王や皇帝”の椅子)のこと
原作はジョージ・R・R・マーティンの大ベストセラー小説「氷と炎の歌」
米国エミー賞の歴代最多受賞作品など、数々の記録を作り
熱狂的なファンを世界中で獲得した海外ドラマ
全8シーズン、73エピソード
いやあ、長い(笑)
しかも同じ人気ドラマでも「愛の不時着」(1シーズン、16エピソード)や
全裸監督(2シーズン、16エピソード)を見るのと訳が違う(笑)
膨大な登場人物に、魔法やアイテム、残虐な拷問や殺戮
駆け引き、裏切り、同盟が繰り返される
映像上のロールプレイングゲームしかも男の子がそそられそうな
美女の全裸がいっぱい
(親切なことにババアとガキのヌードはない)
もしこれだけの性的な表現がなかったら
ここまでヒットしたかどうか、正直わかりません(笑)
そして男の子が大好きな、サオ、タマ、アソコ、ヤル、クソ、小便、死ね
というワードがいっぱい
男の子が大好きなゾンビ(ここではホワイトウォーカー)も登場
私の場合、このての作品は正直シーズン3くらいで飽きて
投げ出してしまうのですが
シーズン6でマックス・フォン・シドーが登場すると知って
頑張って見ましたよ(出番は少なかったがな)
残念なところはダイアウルフが全くといいほど活躍しないことや
主要人物があっけなく死んだり、あっけなく生き返るところ
シリーズの長期化で子役が大人になってしまったのにかかわらず
ジリの息子は赤ちゃんのまま
制作側のご都合主義の展開にツッコミどころも満載です(笑)
しかし大作映画にも負けないくらい費用を賭けているのは一目瞭然
ちなみに制作費用は1エピソードでおよそ千万ドル
1シーズンで1億ドル(≒108億円)だそうです
ドラマとは思えない見ごたえはありました
これだけ長い作品を見たら、タル・ベーラの「サタンタンゴ」を見るのも
もう怖くないかも知れない(笑)
シーズン1【七王国戦記】
七王国の北、スターク家の領地でその地では存在しない
ダイアウルフの死骸と、子犬6匹が見つかり
スターク家の子それぞれが育てることにします
そして北の壁から脱走してきた男が
何百年も前に滅んだホワイトウォーカーを見たと言い処刑される
そんな時七王国の王ロバート・バラシオンが、新たな王の手を任命するため
王がいちばん信用する男ネッド・スタークを訪れます
ネッドの長女サンサは王妃を夢見て王子ジョフリーに色目を
次男のブランは偶然、妃のサーセイと双子の兄ジェイミーの
不倫の現場を見てしまい塔から突き落とされ全身不随の身に
落とし子(身分の高い男が正妻以外の女性に産ませた子)のジョンは
尊敬するナイツウォッチで叔父のベンジャミンの刺激を受け
自らもナイツウォッチになる決意をします
ロバートはインターフェルを長男のロブにまかせ
サンサとアリアを連れて王都を目指します
海を越えた大陸エッソスでは、ターガリエン家の生き残りで
「狂王」エイリスの次男ヴィセーリスが玉座を取り戻すため
妹デナーリスをドスラク族の族長カール・ドロゴと結婚させるのでした
シーズン2【王国の激突】
七王国の王ロバートが狩りで猪に襲われ死に
ロバートの低能な息子ジョフリーが玉座に座ることになりますが
ジョフリーがロバートではなく、サーセイとジェイミーの子であることは
皆が知ることでした
正式な王の継承者はロバートの弟であるスタニスとレンリーであると考えるネッド
しかもロバートにはジェンドリーという落とし子がいたことが判明します
レンリーとスタニスはそれぞれ後継者を名乗り、兄弟でありながら敵対
光の王の女祭司メリサンドルの魔術によってレンリーは殺され
ロバートに落とし子がいることを知ったネッドも
ジェイミーによって打ち首になります
アリアは髪を切り、男の子のふりをして北へ向かう旅団に加わります
そこにはサーセイに追われているジェンドリーもいました
ネッドを殺されたロブは“北の王”を名乗りラニスター軍に向けて進撃
ドラゴンの子を3匹手にしたデナーリスは砂漠を通り抜け
クァースの町で商人ザロの援助を受けます
しかし侍女の裏切りでドラゴンがザロに奪われてしまい
デナーリスは報復として侍女とザロを金庫に閉じ込めるのでした
シーズン3【戦乱の嵐 前編】
「ブラックウォーターの戦い」でスタニスは死に
ロバート王の血縁者がいなくなったことで
低能なジョフリー王の地位はさらに強固なものになります
しかしタイレル家のマージョリーに対しては言いなりで
資金のあるタイレル家はラニスター家より王都で信頼を強めていきます
息子を奪われた嫉妬と、オレナの支配でラニスター家が気に入らないサーセイ
フレイ家との政略結婚ではなく、愛を選び外国人看護師のタリサと結婚したロブ
しかしそれはロブの信頼を失い、北の軍勢は失速しロブは殺されてしまいます
キャリトンによって解放されたジェイミーは
キャリトンに忠誠を誓ったブライエニーと王都に向かいます
生家のグレイジョイ家に寝返ったシオンは農場の子を殺すことで
弟ブランとリコンの死を偽装するものの、ラムジーに誘拐され
拷問を受けてヤーラの救出も虚しくラムジーの奴隷となってしまいます
ジョンは野人の軍隊に加わりイグリットと愛しあい
デナーリスは海を渡った大陸エッソスで、奴隷たちの解放者となるのでした
シーズン4【戦乱の嵐 後編】
ジョフリーとマージョリーと結婚披露宴の席で
ティリオンをからかっていたジョフリーが毒殺されてしまい
サーセイはティリオンが殺したと彼を投獄します
サンサはその場からベイリッシュに連れ出され
その頃アリアは身代金を目当てのハウンドと旅をしていました
ブランはホーダーとリード家のミーラ、ジョジェン姉弟と
三つ目の鴉(からす)を求めて壁に向かいます
ジョンは野人たちとの闘いが本格化
そんな中サムウェルは野人の妊婦、ジリに夢中になっていきます
奴隷商人湾の都市ミーリーンを征服したデナーリスは
平和的な統治を学ぼうとしますが、裏切りによってその難しさを噛み締めます
シーズン5【竜との舞踏】
サーセイは「七神正教」ハイ・スパロウの力を借りて
ロラスの同性愛を暴き、マージェリーを投獄することに成功
ところが自分自身も逮捕され
釈放と引き換えに民衆から恥辱を受けることになります
さらに政略結婚のためドーンに送り込んだミアセラを取り戻そうとしますが
代理決闘で殺されたオベリンの愛人エラリアによってミアセラは暗殺
父親殺しで王都を追われたティリオンは
知性と才能をデナーリスのために生かすことにします
ベイリッシュはライサを殺したうえ、サンサを説得し
シオンを虐待したサディスティックな男、ラムジーと結婚させます
ナイツウォッチの総帥となったジョンは
野人と手を組みホワイトウォーカーとの闘いに備えますが
逆にナイツウォッチたちの信頼を失い処刑されてしまいます
シーズン6【冬の狂風】
七神正教への復讐として、サーセイは大聖堂を爆破し
ハイ・スパロウをタイレル家もろとも殺しますが
マージェリーを愛す純粋なトメンはショックで自殺
サーセイが王を失った玉座に座ります
エッソスでデナーリスはドスラク人に捕らえられますが
炎でも死なない奇跡を見せ、軍隊を手にいれることに成功
ブレーヴォスの「顔のない男」の元で修業を続けてきたアリアは
自分で答えを見つけ出しウェスタロスに戻り
壁の向こうではブランが幻視の修行を積み三つ目の鴉になります
メリサンドルの魔術で息を吹き返したジョンはナイツウォッチを去り
ウィンターフェルを取り戻すためラムジーに立ち向かうのでした
シーズン7【氷と炎の歌】
ドラゴンストーンに上陸し、諸名家と同盟を組んだデナーリス
しかしサーセイの策略とユーロン・グレイジョイの艦隊によって
タイレル家とマーテル家は崩壊、ヤーラは捕虜になってしまいます
北の壁ではホワイト・ウォーカーとの戦いで劣勢だったジョン達の軍隊を
デナーリスが救いに行きますが、ドラゴンのヴィセーリオンを失ってしまいます
ジョン、ティリオン、ブロンらはホワイト・ウォーカーの一匹を王都に持ち込み
サーセイに休戦を約束
しかしラニスターの軍は北部へはやってくることはありませんでした
ウィンターフェルでは、ブランの幻視とサムが調べた記録で
ジョンが落とし子ではレイガー・ターガリエンとリアナ・スタークの
正式な結婚による摘出子、エイゴンであることが判明
アリアはジョンの代理を務めるサンサを父を殺した裏切り者だと責めますが
サンサとアリアを敵対させようと目論むベイリッシュを
サンサは殺人と反逆の罪で処刑させます
そして夜の王が蘇生させたドラゴンが壁を崩壊
死者の軍団との戦いに備えるのでした
シーズン8【最終章】
インターフェルでの死者の軍団との戦いは
アリアが「夜の王」を倒したことで勝利を収めます
ジョンとティリオンとデナーリスは対ラニスター家という同じ目的で
諸名家の協力を得て王都に攻め込みますが
ユーロン・グレイジョイの策略でドラゴンが殺され
捕虜になったミッサンディもサーセイによって首を討たれてしまいます
怒りを抑えきれなくなったデナーリスは王都を全て焼き払い
サーセイとジェイミーは瓦礫の下敷きになって死亡
女王の座に君臨したデナーリスでしたが
暴挙を許すべきではないと悟ったジョンは彼女を刺し殺します
諸名家の選挙によって新王にはブランが選ばれ、ティリオンは王の手に
ジョンは再びナイツウォッチになるため北の壁へと向かうのでした
もうしばらくドラマはいいです(笑)