原題も「THE INTERNSHIP」
くだらなくてベタな内容だけど見て元気が出る
アメリカのコメディ映画お得意のお下品すぎる下ネタや
障害者ネタも一大企業がバックとあって控えめ(笑)
2013年はまだこういう夢のある映画作っていたんだな
スマホの登場で時計が売れなくなり、勤めていた時計会社が倒産
失業した元営業マンのおっさんふたりがGoogleのインターンに応募
大学生たちとチームを組み内定目指し課題に挑戦していくというもの
米国Google本社ってまるでテーマパーク(笑)
巨大な滑り台、無料のカフェ、お昼寝テント、カラフルなレンタサイクル
クィディッチ(ハリーポッターに登場するハンドボールに似たスポーツ)
こんな会社に勤めたら楽しそうだと思ってしまいますが(笑)
IT企業のトップがそんなに甘いわけがない
採用される前も、採用されてからも
激しい競争に勝ち続けていかなければならないのです
優秀な学生たちは、そこのところをよくわかっている
が、おっさんふたりは学生たちにバカにされコケにされても
人の好さと「飲みニケーション」でチームを一致団結させ
若者たちのコンプレックスは自信に変え
長年養った「営業」力でチームを優勝に導きます
しかも学生たちの中に混じっていつもひとり
ヘッドフォンをつけている男が実はグーグルの幹部だったのです
彼は、おっさんふたりの発想こそ
会社に必要な「グーグリネス」だと言います
グーグリネスをググったら(笑)
「人と協力することを楽しむ性格、上下関係を意識しない態度、親しみやすさ」
という意味だということ
そこに社内恋愛の成就や
イヤミなインテリの鼻を明かすという
カタルシスも用意されています
若い世代にはあまり馴染みのない映画ネタも満載(笑)
いくら頭が良くても、学歴が高くても
一番大事なのは努力やチームワーク
Googleのプロモーションビデオのような映画ですが
実は昔ながらの価値観が主題だったという(笑)
疲れることなくサクッと楽しめる
学生も、中高年も、どちらにもオススメでしょう
【解説】allcinema より
倒産した会社のセールスマンが巨大企業のインターンシップに挑む姿をユーモラスに描くコメディ作品。監督はショーン・レヴィ、脚本・主演はヴィンス・ヴォーンが務めた。
時計販売会社のセールスマン・コンビのビリーとニックは、スマートフォンの普及で時計が売れなくなってしまったため、突然会社倒産の憂き目に遭ってしまう。デジタル化の波に巻き込まれ失業者となった2人だが、ある日ビリーがとんでもないことを言い出した。なんと一流巨大企業“Google”のインターンシップ募集に応募しようというのだ。知識不足の自分たちには無理と反対するニックだが、ビリーに説得されインターンシップへ参加することに。しかし他の参加者は秀才のエリートばかりで、とても二人が太刀打ちできるような相手ではなかった。