日本の商業映画の代表、角川春樹と森田房光が作った
ロングより主演者のアップ画面が多く、いかにも現代的というかTV的
尺は20分ほど長くなっています
オリジナル脚本なのて、ストーリーはそこそこ面白いですけど
(敵役と、若侍たちは相変わらずバカすぎるけどな)
一体何を考えて制作したのでしょう
映画をリメイクなんて無理なことくらい常識なうえ
それよりなにより、伊藤雄之助の代わりになる俳優はいない
(お笑い芸人「アインシュタイン」の稲田ならいけるかも 笑)
角川春樹も森田房光ももしかしたら
「キャプテン・ハーロック」の気分だったんでしょうか
「男には負けると分かっていても戦わないといけない時もある」 (笑)
黒澤「椿三十郎」にガチンコ勝負を挑んだ勇気だけは
称えるべきというか、なんというか・・
唯一良かったのは、椿の花の色がカラーになって
わかりやすかったことでした(笑)
【解説】allcinema より
黒澤映画不朽の名作を、オリジナルの脚本をそのままに織田裕二主演、監督・森田芳光でリメイクした痛快時代劇。名も無き一人の浪人が、上役の汚職告発と人質救出に決起した若侍たちに助太刀し、素早く大胆な機転と居合で悪漢に立ち向かうさまを描く。共演に豊川悦司。
とある社殿の中で密議をこらす9人の若侍。彼らは、上役である次席家老・黒藤と国許用人・竹林の汚職を暴こうとしていた。その粛清を求める意見書は城代家老の睦田には撥ねつけられたが、大目付の菊井に受け入れられ、この社殿に集められたのだった。するとそこへ、よれよれの紋付袴姿の浪人が現われる。そして彼は、正しいのは睦田で、菊井が黒幕だと言い放つ。その通り社殿は菊井の手下に包囲されてしまっていた。だが浪人が独りその窮場を凌ぎ、敵方の用心棒・室戸半兵衛は浪人が只者でないことを知る。やがて浪人は、意気上がるも不安げな若侍たちに一肌脱ぐこととなるのだが…