アダムス・ファミリー2(1993)

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原題は「Addams Family Values

Value(バリュー)には価格のほかに、論理や価値観という意味もあります

前作に引き続き「他人と違うことを否定しない」がテーマですが

笑えるか引くかギリギリのところをついてくるギャグ

しかもやり返しは「半沢直樹」の倍返しどころじゃない(笑)

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ゴメス(ラウル・ジュリア)とモーティシア(アンジェリカ・ヒューストン)の

あいだに次男ピューバートが生まれ

新しい子どもが生まれると上の子はいらなくなる ”という

アダムス家の言い伝えを信じている

ウェンズデー(クリスティーナ・リッチ)とバグズリーは

ピューバート殺害を企てています

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そこでゴメスとモーティシアは住み込みのナニーを雇い

ピューバートの面倒をみてもらうことにしました

やってきたのは金髪美女のデビー(ジョーン・キューザック

実は彼女、遺産目当てに富豪の男と結婚する連続殺人犯

兄フェスター(クリストファー・ロイド)の持つ莫大な財産を狙い

屋敷にやって来たのです

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もしかしたらこの映画が”キモかわいい”の元祖なのかも知れません

顔面蒼白の髭赤ちゃん、ピューバートがラブリーだし

クリストファー・ロイドも、悪女のジョーン・キューザック デビーも

主演作の中でいちばん可愛いんじゃないかな

そして我らがクリスティーナ・リッチ

自分のイメージ作りのためには胸を小さくする手術までしたとか

(元が巨乳って言うのもズルいが)

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デビーの策略によってウェンズデーとバグズリーが

ひと夏をサマー・キャンプを過ごすことになり

同じくキャンプに参加する(白人の)女の子や指導員から

事実上の差別や虐めを受けるのと

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フェスターがデビーの魔性の虜になり、骨抜きにされついには結婚

財産を使われ家族と引き裂かれる様子が並行して描かれます

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反省小屋でディズニーのアニメ

演劇の役決めは、ワスプかワスプ以外か(ROLANDか 笑

一方のフェスタ―はデビーに白いスーツを着させられ

金髪のカツラをかぶせられる

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アメリカでは政治と映画のテーマって

ものすごく強く繋がっているような気がして

この映画が製作された1993年は、大統領がジョージ・HWブッシュ から

クリントンになった年

(その後クリントンの不倫騒動を揶揄した「パーフェクト・カップル」(1998)

という映画も制作されましたが)

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だけどアダムス一家は不死身、その理由はメンタルの強さ

保護者見学の寸劇でインディアンに扮したウエンズデーが先住民弾圧の歴史を語り

火を放って劇をめちゃくちゃにする気分のいいこと(笑)

「キャリー」(1976)をちゃっかりパクってるのもツボ

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でもラストは、ちょっとハッピーエンドの予感

ウェンズデーには好きなってくれる男の子

フェスタ―にはフェスタ―そっくりな、運命を感じる女性が現れます

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人気作品の続編としては、希少な前作にも負けない良い仕上がりで

(ハンドくんの出番が少ないのが唯一の不満 笑)

いかにも「アダムス・ファミリー3」ありき終わり方でしたが

ラウル・ジュニアが急死してしまったため(199454歳没)かないませんでした

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自分の行動が周囲から浮いているのかも、とか

変わっている”と嘲笑されているような気がする、とか

もしそんな悩みを持っている人がいたなら見てほしい

 

たとえ人と考えや、見た目が違っても

自分たちのアイデンティティー(自分は自分である)を貫く、という

強さと魅力を教えてくれるのだから

(現実には、度の過ぎたイタズラはダメよ 笑)

 

 

【解説】KINENOTEより

オバケ一家の奇想天外な日常を描いたホームコメディの続編。原作は『アダムスのオバケ一家』のタイトルでTVシリーズ化もされたチャールズ・アダムスの同名漫画。監督はカメラマン出身で前作で監督デビューした「バラ色の選択」のバリー・ソネンフェルド。製作は前作に続き、「ザ・ファーム 法律事務所」のスコット・ルーディン。撮影はドナルド・ピーターマン。音楽はマーク・シャイマンで主題歌はラップ・デュオのPM・ドーン。美術は「ロシア・ハウス」のケン・アダム。SFX はアラン・ムンローが担当。主要キャストも前作同様で、「推定無罪」のラウル・ジュリア、「グリフターズ 詐欺師たち」のアンジェリカ・ヒューストン、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのクリストファー・ロイド、「恋する人魚たち」のクリスティーナ・リッチなど。