原題も「The Addams Family 」
原作はホラーコメディの1コマ漫画で、ドラマや映画でも人気シリーズ
ちなみに他の作品は見ていません(笑)
これがバリー・ソネンフェルドの監督デビュー作
確かに今見ると、確かに毒気は足りないものの
耳に残るBGMと、細部に至るこだわり
そしてなにより超絶妙なキャスティング
家主のゴメズ(ラウル・ジュリア)
妻のモーティシア( アンジェリカ・ヒューストン)
娘のウェンズデー (クリスティーナ・リッチ )
行方不明の兄フェスター(クリストファー・ロイド )
どれもハマリ役、ナリキリ度がすごい
息子のパグスリーだけ、なぜか普通(笑)
クリスティナ・リッチは、この後「バッファロー'66」(1998)で
垣間見る演技力を見せ
「モンスター」(2003)ではセロン姐さんに負けない存在感を示しました
ゴメスの弁護士ナタリーと、高利貸しのアビゲイルは
行方不明のゴメスの兄フェスタ―が
ナタリーの養子であるゴードンとそっくりなことから
ゴードンをフェスタ―だと偽りアダムス家の財産を狙おうとします
ナタリーとアビゲイルによってアダムス一家は邸から締め出され
裁判では財産はニセのフェスターのもとという判決が出されてしまう
すっかり元気をなくしたゴメスに見かねて
モーティシアはアダムス邸に向かいますが、あえなく捕まってしまいます
ハンドくんから知らせを受けたゴメスは妻の救出に向かい
ナタリーとアビゲイルを倒します
ゴードンはその時のショックで記憶が戻りました
彼は本物のフェスターだったのです
ハンドくんがいい仕事をしている(笑)
一見くだらないだけですが、夫婦愛、家族愛と
他人と違っても、それを否定しない、というのが
この作品の最大のテーマだと思います
最後に、ウェンズデーとパグズリーの劇が最高(笑)
【解説】KINENOTEより
チャールズ・アダムス原作で、TVシリーズ化されたこともある漫画“The Addams Family”(TVタイトルは『アダムスのお化け一家』)の映画化。監督は「ミラーズ・クロッシング」などのカメラマンで、これが監督デビューとなるバリー・ソネンフェルド、製作は「心の旅」のスコット・ルーディン、エグゼクティヴ・プロデューサーはグラハム・プレース、脚本は「ビートルジュース」のラリー・ウィルソンと「シザーハンズ」のキャロライン・トンプソン、撮影は「殺したいほど アイ・ラヴ・ユー」のオーウェン・ロイズマン、音楽は「シティ・スリッカーズ」のマーク・シャイマンが担当。