ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016)


タイトルだけで内容が丸わかりですけれど(笑)

原作はなんと台湾の人気ブロガー、リンさんの発信していたブログ

 

どうしよう・・

私の「星屑シネマ」も映画になったら

 

映画マニアな美人妻のほのぼの日常

雑誌「マート」で特集され、手料理から

愛猫の寅ちゃん、リリーちゃんまで公開

ブログは書籍化され、丸善でサイン会

どうしよう・・

 

そんな心配はさておき(笑)
映画としての出来としても、さておき
 

これが実話というのがとっても素晴らしい

ふたりが永遠に幸せでいれますように!

願わずにいられません
 

日本大震災の後、台湾人でジャパヲタな女の子リンちゃんの

Facebook上で「日本加油(頑張れ)!!」のコメントに

「ありがとう台湾!!」と返した宇都宮のサラリーマン茂木

 

それからふたりはチャットでやりとりするようになり

GWの連休に茂木は友人たちとリンちゃんの勧めで

台湾旅行をするようになります

 

今の時代、SNSを通じて知り合い

それがきっかけで恋愛が始まることは、当然多いのでしょうね

チャットを映像に写しての心情描写の表現

なるほど、と頷いてしまいます

 

台湾で待ち合わせしたリンちゃんは

元気で明るくて正直で、男の子ならだれでも好きになってしまうタイプ

 

でも自分に自信のない茂木は、気持ちをごまかしたり

的外れなカッコつけ

おまけに、いかにも日本人男性らしく

女性に対するサービス精神ゼロ(笑)

 

自分は元カノからプレゼントされた財布をいまだに使ってるくせに

リンちゃんが誕生日に元彼からプレゼントされたら

勝手に諦めモード

 
 
でも本当はやさしくて、リンちゃんのことも大切に思ってる

日本人の男ってわかりにくくてごめんね

中野裕太さんの演技がとても繊細でよかった

 

リンちゃんの茂木に会いたいという気持ちを知り

台湾で、日本で、幸せなデート

これには見ている側も嬉しくて

自分も旅行をしているような気分を楽しめます

 

ラブシーンやキスシーンどころか

ベタベタしたところは一切ありません

不治の病もないし、強烈なライバルも出てこない

実は兄妹でもない(笑)

 

でもそれが、普通であることが

逆に、すごく新鮮でした

 

まだ若ければ親が反対することもあるでしょう

ましてや国も文化も違う、国際結婚なのです

 

ただ、もう少し「ママ」の、娘を手放したくない心情に

共感できる描き方があればよかったかな(笑)

 

とにかく、世界中の遠距離恋愛している

恋人たちにエールを贈りたくなりますし

台湾観光のガイドブックとしても最高

 

次のGWには、絶対台湾に旅行に行きたい気持ちになります

 


実際の茂木さんとリンちゃん
 

(ママが日本に行っていいと言った!)


【解説】allcinemaより

 Facebook発の同名書籍を台湾の女優ジエン・マンシューと中野裕太の主演で映画化した日台合作ラブ・ストーリー。監督は谷内田彰久。台湾に住む日本大好き女子リンのFacebookに、震災の復興支援のニュースをきっかけに台湾に興味を持った日本人青年モギから一通のメッセージが届く。リンはさっそく返事を送り、そこからFacebookでの2人のやり取りが始まる。次第に距離を縮めていく2人は、実際に会いたいと願うようになっていくが…。