映画のストーーリーも、主人公の人格も
母親は口がきけないシャヒーダーを連れて
インドのデリーにある、どんな願いも叶うというイスラム寺院
ニザームッディーン廟に願掛けにやってきました
しかしその帰り道、動き出した列車に置き去りにされ
シャヒーダーはひとりインドに取り残されてしまいます
貨物列車を乗り継いでいった先で偶然に出会ったのは
圧倒的陽気で、お祭りみたいなダンスシーン
匂いに誘われ近所の家で鶏肉を食べるムンニー
インドとパキスタンは、宗教も文化も違い
ムンニーを、パキスタンに戻そうとするものの
しかも「嘘が付けない」性格が災いし
パキスタンではスパイと間違えられ
さまざまなトラブルに巻き込まれてしまいます
それでも「迷子の女の子を助けたい」というパワンの想いは
国境を越えて人々の心を動かし
パキスタンの人々はパワンの誠実さに尽くそうとします
ネタバレしようが、しまいが
ものすごく、ものすごく
ものすごい大きな愛が詰まっていて
思わず世界規模で平和まで祈ってしまうのです(笑)
やっぱりインド映画のパワーってすごい
明るくて前向きな気持ちになれます
政治家や権力者は憎しみや競争ばかり作ろうとするけれど
映画は愛と平和を作ることができる
劇場が明るくなると、涙ぐむ女性の姿が多数
単純だからこそ素直に泣ける感動作
ただ、やっぱり長いですね
うっかりコーヒーなんかを飲みすぎないよう
そこは気を使いました(笑)
インド人の青年が、迷子のパキスタン人の少女を親元に送り届けるため旅に出る姿を描いた人間ドラマ。『ダバング大胆不敵』などのサルマーン・カーンが主演を務め、およそ5,000人のオーディションから選ばれた子役のハルシャーリー・マルホートラ、『きっと、うまくいく』などのカリーナ・カプール、『女神は二度微笑む』などのナワーズッディーン・シッディーキーらが共演。『タイガー~伝説のスパイ~』でサルマーンと組んだカビール・カーンがメガホンを取った。
声が出ないパキスタンの少女シャヒーダー(ハルシャーリー・マルホートラ)は、母親とインドのイスラム寺院に願掛けに行った帰り道ではぐれてしまう。ヒンドゥー教徒のパワン(サルマーン・カーン)は迷子の彼女を預かるが、後に少女がイスラム教徒だと知る。対立する両国の現実を背負いつつも、パワンは国境を越え少女を親元に送り届けようとする。