パシフィック・リム(2013)


「まさに、日本の特撮&アニメの“全部乗せ盛”といえる出来に大満腹!」
評した、貞本義行氏(漫画家・キャラクターデザイナー)の言う通りで(笑)
展開は少年ジャンプ系、永遠の脳みそだけ中学生に捧げる怪作
 
進撃の巨人(2015)デルトロに撮ってもらえばよかったのに(笑)
 

タイトルの「パシフィック・リム「環太平洋地域」のこと
本作の怪獣は太平洋からのみ出現するという設定なので
環太平洋地域の国はイェーガー(巨大ロボ)を作って戦いますが
そうではない国は、近隣の保持国から遠征してもらうため
イェーガーは保有ていません
 
近未来、太平洋プレートに崩落ができ

異次元への扉が開いて巨大怪獣が現れ、世界中の都市を破壊

人類は怪獣を倒すため「イェーガー」(ドイツ語で狩人)と呼ばれる

巨大ロボットを開発します

 

イェーガーにはふたりのパイロットが乗り込み

右脳と左脳の神経をそれぞれシンクロさせ操縦する手法が用いられました
ローリーとヤンシー兄弟は、次々と巨大怪獣を倒しヒーローとなりますが

とどめを刺したと油断した怪獣に攻撃され

兄のヤンシーは死んでしまいます

 

それから5年、かっての上官であるスタッカー・ペントコストが現れ

ローリーに戦線復帰を求めるのです

ローリーは再びパイロットとして、マコという研究者とコンビを組み

 

世界最強のパイロットのハンセン親子は「ストライカエウレカ
三つ子中国人のタン兄弟は「クリムゾンタイフーン」

ロシアの夫婦パイロットのカイダノフスキー夫妻は「チェルノアルファ」に

それぞれ乗り込み迎撃に向かいます

 

その他に、怪獣マニアの生物学者ニュート
計算式を用いて怪獣の出現パターンを予測する数学者のハーマンは

怪獣臓器ビジネス?の「ハンニバル・チャウ」のところに行き

自身と怪獣の脳をドリフトさせる実験に成功

 

「次元の穴に爆弾を投下し爆発させることで

穴を閉じる事が可能なのではないか」

という理論を軸に作戦が展開し

 

次元の穴は怪獣のDNAを検知して通過させるため

怪獣を抱き込んで穴に飛び込まねばならないと結論を出します

 

ローリーはゲート内に入り原子炉を爆発しようとしますが

なんと手動でなければ起動せず、マコだけを先に脱出させるのです

 


monsterではなくkaijuとよばれる敵

デルトロだけに、どんなキモい怪獣が現れるのかと
期待大でしたがそうでもなく(笑)あくまで日本の怪獣へのリスペクト
ゴジラや円谷プロシリーズ、ロボットアニメへの敬意が感じられます

ただ菊地凛子さん、顔を見ただけでイラつくくらい
個人的にタイプじゃない顔なので、そこは感情移入できず
会話の中で突然出てくる日本語も、全く聞き取れませんでした
 

普通にアンハサウェイとか
若手ならクロエ・モレッツちゃんならよかった
ストーリーそのものはどうでもいい作品だけに
ヒロインの存在は大事

 

それでもリアル中学生だけでなく
こどもの頃ロボットアニメを愛したオジサマにも超オススメ

ただ噂では、シリーズで面白いのはこの1作目だけだそうです


【解説】allcinemaより
日本のマンガやアニメ、特撮作品への造詣も深い「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督が、巨大怪獣と人型巨大ロボットとの戦いを圧倒的スケールで描き出したSFアクション・エンタテインメント超大作。出演はチャーリー・ハナムイドリス・エルバ菊地凛子ロン・パールマン。また人気子役の芦田愛菜菊地凛子の少女時代を演じてハリウッド・デビューを飾ったことも話題に。
 ある日、太平洋の深海から突如巨大な生命体が出現した。“KAIJU”と名付けられた彼らは、大都市を次々と襲撃して容赦ない破壊を繰り返し、人類は滅亡の危機を迎える。そこで人類は世界中の英知を結集し、人型巨大兵器“イェーガー”を開発する。その操縦は2人のパイロットによって行われるが、イェーガーの能力を引き出すためには、パイロット同士の心を高い次元でシンクロさせる必要があった。当初は優勢を誇ったイェーガーだったが、出現するたびにパワーを増していくKAIJUたちの前に次第に苦戦を強いられていく。そんな中、かつてKAIJUとのバトルで兄を失い、失意のうちに戦線を離脱した名パイロット、ローリーが復帰を決意する。彼が乗る旧式イェーガー“ジプシー・デンジャー”の修復に当たるのは日本人研究者の森マコ。幼い頃にKAIJUに家族を殺された悲しい記憶に苦しめられていた。やがて彼女はローリーとの相性を買われ、ジプシー・デンジャーのパイロットに大抜擢されるのだったが…。