ベル&セバスチャン 新たな旅立ち(2015)



2013フランス映画「ベル&セバスチャンの続編

日本では未公開ということで、知らない作品でしたが

ワンコ大好き家族が休日に見るのにもってこいの冒険活劇


19459月、第二次世界大戦終結

アルプスの麓の村に住むセザール(チャッキー・カリョ様)は

10歳になるセバスチャンと

大きな白い犬(グレートピレニーズ)のベルと

レジスタンスで活躍した姪のアンジェリーナの帰還を待っていました


しかしアンジェリーナが乗った飛行機がイタリア国境近くで墜落

そのことが原因で山火事が発生し、遺体の発見は困難でした




セザールとセバスチャンはアンジェリーナの生存を信じ

彼女を探すため、ピエール・マッソーという操縦士に捜査を頼みます

その男はセバスチャンの実の父親でしたが

セバスチャンの母親を雪山に捨てたとセザールは信じていました


だけどアンジェリーナを救うにはピエールの力を借りるしかない

そしてその飛行機にセバスチャンとベルが一緒に乗り込んでいってしまい

おまけにアクシデントにより不時着してしまうのです 




セバスチャン役の男の子は

子役時代のリバー・フェニックスに雰囲気が似ていてハンサム

ピエール役はブラッド・ピットを武骨にした感じ


セバスチャンが本当に頑固な子で(笑)

しかも忠犬ベルはピエールに対し「ウルルルル」

ピエールのほうが譲歩するしかありません

歩いてアンジェリーナの救助に向かうことになり

途中で男の子の格好をしている

「きこり」の少女ガブリエラと出会います




こういう国境付近の山岳地帯に住む人は

子どもでも何か国語を話すのが普通なのですね


セバスチャンより、ちょっとお姉さん風なガブリエラ

お母さんがいない、学校には行かず家計を支えている

という共通点もあるせいか

ガブリエラはセバスチャンのアンジェリーナ探しを助けます

もしかしたら、初恋なのかも知れません(笑)


山火事の中を救助を求める煙が見えた岩に向かい

そのあとをピエールが追います

ここからがピエール、頼りになるいい男に目覚めます(笑)

でも、いちばん活躍するのはベルだけど(笑)




洞窟の崖から落ちたアンジェリーナをロープで引上げ

山火事から脱出

飛行機の修理も終わり、故郷に帰るのです


セバスチャンと別れる時、ガブリエラは

「コルポ・ディ・フルミネ」というイタリア語を教えてくれました

ピエールとアンジェリーナがそうなのよ

それともガブリエラからセバスチャンへのメッセージだったのかも


お気の毒なのはピエールの飛行機の整備士さん

セザール爺さんに付き合わされて、「いい人」なんだよなあ(笑)




フランスでは3作目にあたる

Belleet Sébastien 3, le dernier chapitre」(2017)

公開されたという人気シリーズ


セバスチャンがますますハンサムになり将来が楽しみ

モフモフ犬も増えてさらに癒されます(見ていないけど 笑)

日本でも公開、せめてDVDは発売するべきでしょう





【解説】映画.comより

日本でも「名犬ジョリィ」のタイトルでアニメ化されたセシル・オーブリー原作の児童文学を本国フランスで実写映画化した「ベル&セバスチャン」の続編。1945年、夏。戦争はついに終わりを迎え、10歳の少年セバスチャンとベルが暮らすアルプス山麓の村にも平和が戻ってきた。一緒に暮らすセザール爺さんの姪で、イギリスでレジスタンスに身を投じていたアンジェリーナが2年ぶりに帰ってくることになり、セバスチャンは再会を心待ちにしていた。ところが、アンジェリーナを乗せた飛行機がアルプス山中に墜落したとの報せが届く。アンジェリーナは絶対に生きていると信じるセバスチャンとベルは、村で唯一のパイロット、ピエールが操縦する小型機に忍び込んで事故現場へ向かう。前作のニコラ・バニエ監督に代わり、「ココ・シャネル」のクリスチャン・デュゲイ監督がメガホンをとった。