殺したい女(1986)



私がベット・ミドラーを知ったのは

ミック・ジャガーと共演したMV

ローリングストーンズの名曲「ビースト・オブ・バーデン」を歌う姿に

なんて歌がうまくてかっこいいんだろうと感動した記憶があります


女優としてもゴールディ・ホーンウーピー・ゴールドバーグと並ぶ

私にとって見ていて気分のいい女性


さて、「裸の銃を持つ男」シリーズのメンツで制作された本作

イイ感じに面白いですねえ

ミック・ジャガー、ポール・ヤング、ビリー・ジョエル

ブルース・スプリングスティーンなどが参加した挿入歌もナイス




富豪の妻を殺して財産を手に入れようと思ってた
サム(ダニー・デヴィート)は

妻のバーバラ(ベット・ミドラー)が誘拐されて大喜び




一方サムの愛人キャロル(アニタ・モリス)と

彼女の恋人アール(ビル・プルマン)は

サムの殺人現場を盗撮してサムを脅迫しようと目論んでいます

しかしその車で女性が悲鳴をあげていたのは、警察署長のカーセックス現場

このお下品なビデオが、また笑いを誘います()




誘拐犯のカップル、ケン(ジャッジ・ラインホルド)と

サンディ(ヘレン・スレイター)も抜けていてカワイイ


誘拐されたバーバラは誘拐されたにも関わらず有意義に生活()

テレビを観ながらエアロビに励みます

全く可哀そうには見えないし同情もできない

むしろ誘拐犯のほうを応援してしまうのです




どんどん値下がりしていく身代金

そこに本物の殺人事件も絡んできて

まったく予想のつかない展開に


出演者それぞれが見事に魅力を生かしきってい

最初から最後までとにかく楽しい
結末もスッキリ爽やか嫌味がないですね




オススメです



【解説】allcinemaより

財産家の女房を殺そうと企んでいた夫は、女房が誘拐されたと知るや犯人からの交渉に応じず、見殺しにしようとする。それを知った女房は、誘拐犯であるドジな若夫婦を抱き込んで、夫に一泡吹かせる事を決意。かくして、それぞれの思惑が織り成していく大騒動が展開される事に。ZAZ(ザッカー兄弟+エイブラハムズ)によるドタバタ・コメディだが、キャラクターや話の展開、アイディアがよく出来ており、笑って楽しめること請け合いである。ミドラー、デヴィートの両者を始め、まるで主導権を握れない誘拐犯の若夫婦に扮した「ビバリーヒルズ・コップ」のJ・ラインホルド、「スーパーガール」のH・スレイターも好演。