グレートウォール(2016)

 
 
チャン・イーモウ監督によるファンタジーアクション
 
中国の万里の長城で人間と知能ありのバケモノとの攻防戦
なんちゃって「進撃の巨人」か
ロードオブリング(2001)か
しかもちょっとツッコミ系
これって・・
 
チャン・イーモウ監督に撮らせるべき映画?()
 
 
ゴシップにあまり興味はないのですが
ダークナイト(2008)や「GODZILLAゴジラ(2014)など
数々のアクション映画の秀作を製作してきた
20161月に中国の大連万達グループ
35億ドルで買収されたというのは
やはり関心を引きます
 
エンドクレジットの恐ろしい長さには
中国の雇用も関係しているのでしょうか
 
 
 
 
ヒロインはレジェンダリーのお偉いさんの愛人と噂されている
ハリウッドのセクハラ下剋上の戦国時代など全く無視し
キングコング:髑髏島の巨神」(2017)
と、スクリーンの占有率をどんどん高くしているとか
 
またこの作品は、ホワイトセイヴァー(白人の救世主)問題
ホワイトウォッシング問題という多くの論争を呼んだそうです
 

 



中国では60年に1饕餮(とうてつ)と呼ばれる怪物が現れ
人々を襲っていました
人々は怪物からを守る為に万里の長城を築き対戦に備えています
そこに火薬を求め旅をしていた男がやってきて
戦いに巻き込まれることになります
 
 
序盤の白い霧に包まれた万里の長城など
色使いや映像は一瞬、歴史超大作か?と思わせますが()
迫る怪物をただ倒すだけ
 
単純明快なのはいいのですが
60の間に、兵が死にまくる作戦しか
準備出来なかったのでしょうか
鶴軍にいたっては自殺志願者としか思えません
 
 
 
 
磁石で怪物の力を閉じ込めるのは初めて知ったけど
女王を殺せばみんな死ぬという知識はどこで仕入れたのか()
敵も女王が殺されたら困るなら、連れてこなければいいのに
 
そもそもグレートウォールなんだから
最後まで万里の長城で戦って欲しかった()
 
 
鎧はかっこよかったし、武器はユニークものばかりでした
アンディ・ラウはかっこいいし
ウィレム・デフォーさすがの安定感
だけど、なぜこの役で出たのかは謎()
 
 
 
 
マット・デイモン48歳)はずいぶん老けて見えましたね
ヒロイン景甜(30歳)が実年齢より若く見えるので
(実際20歳くらいにしか見えない)
余計に年の差を感じてしまいました
主人公はもう少し若くてもよかったと思います
 
 
でもやっぱり、これって・・
 
チャン・イーモウ監督に撮らせるべき映画だったの?(しつこい)
 
 


 
【解説】allcinemaより

中国の巨匠チャン・イーモウ監督が、ハリウッド・スター、マット・デイモンを主演に迎えて贈るファンタジー・アクション大作。人類史上最大の建造物“万里の長城”が、恐るべき怪物の襲来に備えるためだったという大胆な設定の下、モンスターと人類の壮絶な戦いの行方を壮大なスケールで描き出す。共演はジン・ティエンペドロ・パスカルアンディ・ラウウィレム・デフォー
 金と名声のために強力な武器を求めて世界を旅する傭兵、ウィリアム。ある時、中国で正体不明の獣に襲われるも、相手の腕を切り落として危うく難を逃れる。その後、万里の長城で中国の警備隊に拘束されるが、ウィリアムが切り落とした腕に興味を示した軍師ワンの取りなしで処刑を免れる。ウィリアムが遭遇した獣は饕餮(とうてつ)と呼ばれる、60年に一度現われて人類を襲うという伝説の怪物だった。万里の長城は、その大襲来を食い止めるために築かれたのだった。そして、今まさに饕餮の襲来が始まろうとしていて、中国全土から戦士が集結していた。そんな彼らの姿に突き動かされ、自らも恐るべき怪物との戦いに身を投じていくウィリアムだったが…。