ガンズ・アンド・ストレンジャー(2012)





男1人じゃ世界は変えられない

 女ならどう?」



ガンズ・アンド・ローゼズ」なら知っていますが()

原題は「ElGringo」で、よそ者


スコット・アドキンスの主演作をみるのは初めて

アクション映画ファンからはそこそこの人気がありますね

本格的な格闘技の心得もあるということで、身体能力はなかなかのもの

でも見た目は一瞬ベン・アフレック(笑)


しかし、チョイスは間違えました

内容ははっきり言って中学生以下の男の子向け

人もたくさん死にますし、エッチなシーンもありますが

私的には許容範囲内です






前半は、謎の大金を持っアカプルコへの逃避行を決め込んだ「」が

メキシコ国境の田舎町エル・フロンテラスに流れ着くというもの

しかしこの町、麻薬組織のギャングが牛耳ってるために

おもてなし度はゼロ


とにかく水を飲みたい、バスに乗りたい(バスは2時)だけなのに

大金の入ったバッグは女スリに執拗に狙われ

ギャングと悪徳保安官に追われるハメになってしまうのです



雰囲気自体は現代版マカロニウエスタン風で嫌いではないのですが

「こうしたら、かっこいいだろ?」「こういうのが、面白いだろ?」

というような魂胆がミエミエなのはよろしくありません


編集は下手をしてしまったガイ・リッチーのようですし

画面が静止しいかにも気が利いたという風な

キャラクターの顔と名前の紹介もあざとい

何でもブレ」すれば臨場感が出ると勘違いしているカメラ






ヒロインであるバーのセクシー店主アナも

「男」に金だけもらって水を売らない、バッグを外に投げる

そのせいで「男」がとんでもない危険な目にあうのに

ギャングにやられそうな「男」を今度は助け出し

ブラとパンティで止血して、ヤッちゃうという


これはもう、中学生男子の妄想か!!という展開

(中学生男子の妄想は知らないけど 笑)



終盤にきてクリスチャン・スレーターがやっと参戦

扱いは大きいけれど、出番は少なし()

そしてクリスチャン・スレイターには必ず裏がある


そして最後犬」がやっと活躍

「犬」、よくやった!


99分という尺で見やすく、中盤のガンアクションはなかなかのもの

だだ、内容はすぐ忘れてしまいそうな、そんな作品でありました




【解説】シネマトゥディより

『ユニバーサル・ソルジャー殺戮の黙示録』などのスコット・アドキンスが主演を務めたアクションドラマ。メキシコのとある町にやって来た流れ者の男を待ち受ける、予測不能の激しい戦いの日々を活写する。『ブロークン・アロー』などの個性派俳優クリスチャン・スレイターが主人公を追う警官を好演。スタントマンとしても場数を踏んできたスコットが、次々と繰り出すシャープなアクションに目がくぎ付け。

追われる身の青年(スコット・アドキンス)は、大金の詰まったカバンを手に国境を越え、メキシコの小さな町エル・フロンテーラへと流れ着く。だが、町の住人たちはアウトサイダーには徹底的に冷たく、孤立した男を次から次へともめ事が襲う。やがてギャングみたいな保安官や酒場の女主人らを巻き込み、事態は思いがけない方向に進んでいく