愛しのフリーダ (2013)




ビートルズのプロデビュー、公認ファンクラブの設立から解散まで
17歳から約11年間秘書を勤めたフリーダ・ケリーのドキュメンタリー


私はビートルズファンではありませんが
彼らの名曲はもちろん知っていますし、CDも何枚かは持っています

現在では男性ファンのほうが多いような気がしますが
人気絶頂の時は、ビートルズの行くところ女の子のファンばかり
興奮しすぎて失神してしまう人も多数
キャーキャー言って失神するなんてすごいですよね(笑)
酸欠になるのでしょうか





デビュー前からのビートルズの様子を語るフリーダ
決して美人ではないけれど、いつもにこやかで
とても誠実な人に見えます

ビートルズのメンバーはアーカイブ映像だけ
にもかかわらずフリーダさんの解説によって
躍動しているようです

彼らには多くの女性問題や、トラブルもあったでしょう
彼らの秘密もなんでも知ってるのでしょう
でもそんなことは決して言わない
彼らの家族や付き合った女性のことも良いところしか言わない
4人のプライバシーを秘匿し切った口の堅さは相当なもの
彼女の中にはキラキラしているビートルズしかいないのです

たとえ自分たち4人が不仲になっても
ビートルズが彼女を家族同様に愛し続けた理由が
わかるような気がします





名声やお金には一切こだわらず
ビートルズと、ビートルズのファンのために途力したのです
お宝になりそうなグッズもほとんどファンに譲ったということ

そんな彼女も孫ができ、自分の青春の記憶を残そうと思ったそうです
そして世界中のビートルズ・ファンの為に
映画にすることを同意したのだそうです

ファンにとって目新しい情報がある作品ではありませんが
ビートルズの名曲も聴けますし
リアルタイムでビートルズの活躍を知ってる方なら
懐かしい気持ちになるでしょう

最後にはリンゴも登場します(笑)





この作品を見た世界中のセレブが
彼女のような女性を秘書にしたいときっと願ったはず(笑)
信頼される仕事とはなにか、ということも
学ぶことができます




【解説】シネマトゥデイより
ポップス、ロックの歴史を語る上で欠かすことのできない存在であるザ・ビートルズの秘書を務めた女性、フリーダ・ケリーのドキュメンタリー。秘書であったものの、メンバーから家族のように慕われてきたフリーダが目の当たりにしてきた、メジャーデビュー前から解散までの11年にわたるバンドの道のり、ジョン・レノンポール・マッカートニージョージ・ハリソンリンゴ・スターの素顔が、彼女自身の回想によって紹介されていく。およそ50年の沈黙を破って明かされる新事実などが興味深い。