ラ・ラ・ランド(2016)




劇場鑑賞はお高いので、1日かレディスデーを選んでいくのですけれど
ネットで予約した時、ずいぶん値上がりしたなと嘆いていたら
間違ってIMAXのチケットを購入していました

より大画面&高画質の「ラ・ラ・ランド
たまにはこれくらいの贅沢いいじゃない(笑)


これだけの話題作、話の筋はもうまるわかりなんですけれど
それでもオープニングからツカミはばっちり
テーマパークに行ったかのようなワクワク感があります


ジャズのライブハウスを持ちたいと願うピアニスト、セブと
カフェでバイトしながら女優を目指すミア

第一印象は最悪
第二印象は最低
それでも偶然が3回も重なると
なんだか恋の予感

ううん、ミアは自分では気が付いていないけれど
最初からセブに惚れていたのかも知れない

見果てぬ夢を追いかける不器用なふたり
やがてセブはお金のためにファンクバンドのキーボードとして参加します
バンドは人気となりツアーの日々
(ボーカル役のジョン・レジェンドの美声もGOOD)

でも、忙しく頑張っている時こそ応援してもらいたいのに
そんな時に限って喧嘩になってしまうものですよね

しかしやがてミアにもチャンスはやってきます





寝室の壁紙がバーグマンだったり
アステアやジーン・ケリーのオマージュであったり
ソニー・クラークとモンクを信奉していたり
映画が好き、音楽が好きな人には
ファンサービスがいっぱいで嬉しくなる作品ですね
心地よいメロディが耳から離れません


一番よかったのは、やはりラスト
「なれなかった二人」には涙が出そうになりました

お互いもっと、思いやっていたならば
違ったかも知れない、解決策があったかも知れない
でも、ふたりとも若かったのです

大人になってしまった人にこそ見てほしい
結婚にも、仕事にも、不満のない人生
だけど「あの頃」の、甘酸っぱい記憶が蘇る

私はノスタルジックな作品だと思いました
見終わったあとにも余韻を残す佳作
それは結ばれなかった恋だからなのかも知れないけれど



【解説】allcinemaより 
「セッション」のデイミアン・チャゼル監督がライアン・ゴズリングエマ・ストーンを主演に迎えて贈る本格ミュージカル・ラブストーリー。大きな夢を抱いてLAへとやって来た男女の出会いと甘く切ない恋の行方を、カラフルかつマジカルなミュージカル・シーンと、夢と現実の狭間で苦闘する主人公2人の葛藤のドラマを織り交ぜほろ苦くもロマンティックに綴る。
 夢を追う人々が集う街、ロサンゼルス。女優志望のミアは映画スタジオのカフェで働きながら、いくつものオーディションを受ける日々。なかなか役がもらえず意気消沈する彼女は、場末のバーから流れてくるピアノの音色に心惹かれる。弾いていたのは、以前フリーウェイで最悪な出会いをした相手セブだった。彼も自分の店を持って思う存分ジャズを演奏したいという夢を持ちながらも、厳しい現実に打ちのめされていた。そんな2人はいつしか恋に落ち、互いに励まし合いながらそれぞれの夢に向かって奮闘していくのだったが…。