LIFE!/ライフ(2013)

 
ダニー・ケイ主演「虹を掴む男」のリメイクということ
原題は「ウォルター・ミティの秘密の生活」
 
 
よかったですね
 
 
お下劣を言わない ベン・スティラー
キモチ悪くない ショーン・ペン
毒を抜いたふたりのツーショットだけでも必見(笑)
 
私もかなりの妄想家なので、誰かといても話が耳に入らず
おひとりさまでトリップしてしまうことがあります(笑)
主人公ほどスケールの大きな妄想はしませんけど
ちょっと共感してしまいます
 
真面目で、地味で、仕事一筋LIFE誌で働くウォルター
同じ社内で働くバツイチ女性、クリスティンのことが気になっています
 
彼女を想うと妄想が暴走
もう、どこまでが妄想か現実かわからない
だけれどウォルターを動かしているのは妄想なのです
 
どうしても見つからない「25番」ネガ
それは天才カメラマン、ショーンの最高傑作で
LIFE誌の最終号を飾る予定のものでした
 
ネガを見つけるためにウォルターは
ショーンを探し旅へと出かけます
 
私はどちらかといえばアナログ派ですが
この作品のVFXの使い方は、非常にセンスがいいですね
見て凄いだけでなく、主人公を応援したくなってしまうような
感情に訴えてくる視覚効果
 
特にヘリコプターに飛び乗るウォルターを
地上で応援歌を歌いながら見送るクリスティンがいい
思わず「頑張れ!ウォルター!!」と
叫んでしまいそうになります(笑)
 
 
 
そして、みんなが良い人なこと
ショーン・ペンは今までの作品でいちばんかっこよく見えたし
出会い系サイトの電話担当者(パットン・オズワルド)なんて
見るからにいい人(シナボンが似合う人はいい人そう 笑)
 
自分を変えたいときには、恋をすること
そして旅をすることは効果的かもしれません
 
 
見終えた感がよく、元気をもらえる作品でした
監督としてのベン・スティラーのこれからの活躍にも期待します
 

 
【解説】allcinemaより 
ジェームズ・サーバーの短編を基にしたダニー・ケイ主演の名作コメディ「虹を掴む男」を、ベン・スティラーの監督・主演でリメイクしたファンタジー・アドベンチャー・コメディ。平凡で退屈な毎日を送り、白昼夢を見ることが唯一の趣味という主人公が、ある危機に直面したことから現実世界で大冒険の旅に飛び込んでいく姿をユーモラスかつエモーショナルに綴る。共演はクリステン・ウィグシャーリー・マクレーンショーン・ペン
 ニューヨークの伝統ある雑誌『LIFE』で写真管理部という地味な仕事に就いている平凡な男ウォルター。単調な日常を送る彼の唯一の趣味は空想すること。現実世界では秘かに想いを寄せる同僚のシェリルに話しかけることさえままならない彼だが、空想の世界ではどんな危険にも怯まない勇敢なヒーローとなって大活躍するのだった。そんな中、『LIFE』の最終号を飾るはずだった写真のネガが行方不明になっていることが判明する。追い詰められたウォルターは、ネガのありかを直接聞き出すため、世界中を冒険している写真家ショーンを追って自らも冒険の旅に出るのだが…。