ハドソン川の奇跡(2016)




早稲田松竹にて鑑賞


USエアウェイズ1549便不時着水事故」は有名ですし
何年か前にバラエティ番組での再現ドラマを見たことがあります
それでも感動できるかなと少し心配だったのですが

これは「その後」のお話なのですね


ニューヨーク上空850メートルを飛行中の旅客機が
鳥の群れと衝突したことにより、全エンジンが完全停止
機長のとっさの判断でハドソン川に不時着水しました
乗員乗客全員が無事に救出されたことから
ハドソン川の奇跡」と称賛されました

サレンバーガー機長は人々から英雄視されるものの
国家運輸安全委員会(NTSB)からは「墜落」について
責任を問われることになります

私は公聴会でのシュミレーションでの着陸成功に
「もうだめだ」と
「もしかしたら滑走路にたどり着けたのではないか」
そう思ってしまいました

私のように飛行機の操縦経験のない素人なら
そう考えてしまってもしかたがない

そんな正論に対しても、サレンバーガー機長は冷静に
「人が関わっている要因が抜けている」と反論します


地味で決して盛り上がりのある作品ではありませんが
それでも感動をもたらしたのは、サレンバーガー機長が
乗客のことを、人命を第一に考えていたから

そして偶然付近を航行していた
すぐに救助活動にあたったということ

そこには、宗教も、人種も、国の違いもありません
誰もが「助ける」ことを最優先にしたのです

もしサレンバーガー機長の判断が
間違っていたならどうなっていたでしょう
再び911のような大惨事となっていたのかも知れません

二度と繰り返したくない、そんな悪夢を防いでくれた
人々の願いこそが、彼をヒーローにしたのです
アメリカが誇れる、アメリカの良心

イーストウッド監督の、愛国心が溢れる作品でした

お気に入りで



【解説】allcinemaより
2009年にニューヨークで旅客機がハドソン川に不時着し、世界中で大きなニュースとなった奇跡の生還劇に秘められた知られざる実話を、「ミリオンダラー・ベイビー」「アメリカン・スナイパー」の巨匠クリント・イーストウッド監督がトム・ハンクスを主演に迎えて映画化した感動ドラマ。離陸直後に両翼のエンジンが止まってしまう非常事態の中、サリー機長が瞬時の冷静な判断と卓越した操縦テクニックで、乗客乗員155人全員の命を救うまでの緊迫の一部始終と、その後の“英雄”サリーを待ち受けた過酷な試練の行方を描く。共演はアーロン・エッカートローラ・リニー
 2009年1月15日。乗員乗客155人を乗せた旅客機が、ニューヨークのラガーディア空港を離陸した直後に鳥が原因のエンジン故障に見舞われ、全エンジンの機能を失ってしまう。機体が急速に高度を下げる中、管制塔からは近くの空港に着陸するよう指示を受けるが、空港までもたないと判断したチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー機長は、ハドソン川への不時着を決断する。そしてみごと機体を水面に着水させ、全員の命を守ることに成功する。この偉業は“ハドソン川の奇跡”と讃えられ、サリーは英雄として人々に迎えられた。ところがその後、サリーの決断は本当に正しかったのか、その判断に疑義が生じ、英雄から一転、事故調査委員会の厳しい追及に晒されるサリーだったが…。