ザ・ロック(1996)






これだけサンフランシスコの街を壊して
アルカトラズ破壊して、兵士を死なせてしまうなら
身代金払った方が良かったんじゃない?
(だったら20分で映画が終わるわね・・)

戦死した兵士の遺族への恩給のため
アルカトラズで観光客を人質にとり
政府に身代金を要求するエド・ハリス
支払いを拒否すればVXガスのミサイルを
サンフランシスコに落とすといいます

元脱獄囚のサー・コネリーと
FBIの科学兵器処理係であるニコラス・ケイジを連れ
軍はミサイルを発射不能にするためアルカトラズへと潜入

サー・コネリーが元英国諜報部員という設定には
笑ってしまいますよね(笑)
どうせなら007番外編で作れば良かったのに
(この奥さんは好き勝手なことを言うよ・・笑)





しかしサー・コネリーもハリスも本当の悪人ではないのです
かたや、娘のために脱獄、脱走
ハリスも戦死した部下や仲間の遺族の生活を思ってのこと
正直、ミサイルを落とすつもりはなかったのです

マイケル・ビーン(「ターミネーター」の時は大好きでした)と
ハリスのやり合いもいい、どちらも自国を思っているのです
自分を犠牲にしても忠誠を誓った男同士の対決には胸が熱くなる

思わずSEALs(陸海空問わず作戦行動を行える近代特殊部隊)の
ファンになってしまいますね

内容は20分で終わらせられる作品でしたが(笑)
素敵なおじさまのサー・コネリー&ハリス様と
ネイビーシールズのカッコよさには
さすがに負けてしまいます(笑)

でも、ケイジ君
いくら婚約者だからって、国家の機密を軽く喋ってしまうのはいけないよ
守秘義務は守ろうね



【解説】allcinemaより
 戦死した兵士に敬意を払わない軍を腹に据えかねた古参のハメル准将(ハリス)は、忠実な部下を連れVXガス搭載のミサイルを盗みだし、アルカトラズ島に立て籠もる。人質は観光客81人、その上ミサイルの照準をサンフランシスコに合わせ、1億ドルの身代金を要求。FBI科学兵器処理班のグッドスピード(ケイジ)は緊急招集を受け、アンダーソン隊長(ビーン)率いるSEALティームへの参加を命じられた。水先案内を務めるのは、かつて脱出不可能と言われたアルカトラズ刑務所(通称ロック)から、唯一人逃亡に成功した元英国諜報部員メイソン(コネリー)。一行は海中からロックの地下に潜入するが、歴戦の兵・ハメルの部下の前に、グッドスピードとメイソンを残し全滅する。サンフランシスコを救うため、軍はふたりと人質を犠牲に島を爆撃することを決定、タイムリミットへ向けて、メイソン達は必死にミサイル解体に挑むのだが……。
 「バッドボーイズ」に続くM・ベイの監督第2作で、多少荒さはあるがテンポのいい演出が冴える。「ハイランダー/悪魔の戦士」以降、若手をサポートしながらオイシイところを持っていく役どころの多いコネリーと、いかにも叩き上げといった風貌のハリスがいい。SEAL隊長のビーンも久々に熱い。D・シンプソンの死去により、J・ブラッカイマーとの最後の製作作品となった。