レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981)

 
 
 
インディ・ジョーンズ」 シリーズの第1作目
 
はじめて見たときは
なんて面白い映画なのだろうと
その感動は言葉で現せないほど
 
トレジャーハンターものの娯楽映画として
最高峰だと思います
 
ルーカスとスピルバーグ、そのほか製作スタッフの
映画を面白くしよう、観客をあっと驚かせよう
そんな思いが、アイディアが
今見てもビシビシと感じてきます(笑)
 
最初の洞窟の宝物を取りにいくところから見せ場
蜘蛛、ミイラ、重さの違う砂、巨大な石
数々のトラップに驚きを隠せません
 
そして、ヘビだけは苦手とか
瞼に書いた「I LOVE YOU」とか
サルがスパイとか
実に細かな小ネタまでがシャレています
見る人のために作った映画
 
ナチやアラブに対する差別意識
大人になった今は、感じるところもあったものの
それでも抜群のセンスのおかげで
映画としての面白さのほうが上回りました
 
ダーティなヒロインもいい
結果、シリーズ完結までうまく繋げましたし(笑)
 
ラストのパンドラの箱
アルドリッチ監督からの「キッスで殺せ」からのいただきということ
こちらも拝見してみたいものです
キッスで殺せ」・・タイトルから殺されるイイ邦題
 
結局、アークは封印され
アメリカ政府のトップシークレット
ここまで苦労したのに
倉庫(エリア51)に積まれた木箱のひとつかい!(笑)
 
でも終わりじゃない
新たな冒険が、また待っているのです
 
幼い子が寝る前に、ママに絵本を読み聞かせてもらうワクワク感
それが成長しても実体験できるような物語
未知の世界へのあこがれに誘ってくれます
 
ジョン・ウィリアムズの音楽も最高!
のちの冒険映画にも多いな影響を与えた傑作でしょう
 

 
【解説】allcinemaより
 神秘的な力を宿していると言う十戒の破片を納めた聖櫃をめぐって、ナチスと対決する考古学者インディアナ・ジョーンズの冒険を描いた超娯楽作。スピルバーグとルーカスが初めて手を組んで作り上げた作品で、「ガンガ・ディン」を始め往年の冒険映画のエッセンスを全て注ぎ込んだその内容(ストーリー原案はフィリップ・カウフマン、脚本はローレンス・カスダン)とフォード扮するインディのキャラクター、息つく暇もない展開は絶品で、当然のごとく「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の2本の続編が作られた。