シリアルキラー展-ヴァニラ画廊




銀座にあるギャラリー、「ヴァニラ画廊」で開催されている
「HNコレクション シリアルキラー展」に行ってきました

日本人でシリアルキラーのアイテムを収集している方がいらっしゃるんですね
幼いころから映画好きで「羊たちの沈黙」に大きな影響をうけたそうです

マニア向けなマイナーな展示会なのかと思いましたが(笑)
混んでいましたね
若い女性が多くてびっくり




私は詳しいというまではいかないのですが
アウトサイダー・アートを見るのが好きです

その理由はひとつの絵の中に
快感や夢や理想や欲望や残酷さなど
その人の表の顔からはわからない
物語が潜んでいるように感じるからです

彼らは絵の描き方などを本格的に勉強したわけでもなく
お金のために絵を描くわけでもない
自分の求めている心の内側を描こうとしています

アウトサイダーアーティストとして有名な
ヘンリー・ダーガーは自分の世界で
7人の少女戦士を戦わせました
時には裸の子どもたちを残酷に殺したり
凄惨な処遇を与えます

でもそれは非現実な物語の中での話

禁断の妄想を、欲望を、現実にしてしまうのです
そこに反省も、後悔のかけらも見つかりません

殺すのが魅力なのか、死体こそがアートなのか
彼らの頭の中で、どういう物語が展開しているのか
想像する

1900円という入場料は少し高めですが
パンフレットがついてくるのはいいですね





「サイコ」「羊たちの沈黙」「グッドフェローズ」「モンスター」「イット」・・
映画の中の彼らは、本当にいた人間だったんだと感じることができます

7月10日まで
興味のあるかたはどうぞ