鷲は舞いおりた(1976)




面白かった・・

戦闘自体は部隊同士の小規模なものですが
戦争映画として実に潔くて清々しい

ドイツ軍の誇りとして着た軍服が
まさか命取りになるなんて

しかも1枚も2枚もイギリス軍のほうが
役者が上だったとは

ラストはもう泣きそうになりました・・・

シュタイナー大佐(マイケル・ケイン)を待つ部下たち
そして漂う撃沈された魚雷艇
それに背を向け、2匹の犬を放つIRAデブリン(ドナルド・サザーランド
反逆罪で銃殺されるラードル大佐(ロバート・デュヴァル

これが、これが
感動せずにいられるでしょうか

しかしあまりに不評なレビューが多いのには驚き
これを傑作と思う
私がおかしいのだろうか?(笑)

マイケル・ケインがSSの軍帽をかぶり
軍服姿で現れたときに
あまりのカッコよさに目眩がしそうになった
私がおかしいのだろうか?(笑)

これもまた、ひとつの滅びの美学
お気に入りで



【解説】allcinemaより
第二次大戦中、ヒトラーの命を受けたドイツ特殊部隊によるチャーチル首相誘拐作戦を描いたジャック・ヒギンズの同名小説の映画化。良く出来たストーリーを戴きながらもアクション派スタージェスとしては凡打の部類だが、個性的なキャストの面々に救われた戦争冒険映画。英オリジナル版は134分。
 1943年、ヒトラーよりドイツ軍スタイナー大佐へ、イギリスのチャーチル首相誘拐計画“イーグル作戦”の命令が下る。それは、チャーチルがイギリスの保養地スタドリーで静養するタイミングを見計らって実行せよ、というものだった。作戦にはIRAのデヴリンも加わり、ポーランド軍に扮したスタイナーら16名の精鋭がいよいよ現地に降り立つ。しかし、思わぬアクシデントで正体がバレてしまい、米軍との交戦で唯一スタイナーだけが窮地を逃れるのだった。彼は引き続きチャーチルの動向を窺い、そしてついにその標的を射程に捉えるが…。