君よ憤怒の河を渉れ(1976)

 
冤罪によって逮捕されてしまった現職検事。
自分の罪を晴らすために逃亡します。
 
冒頭はなかなか面白そうなサスペンスと
期待したのですが。
 
しかしこの軽妙な音楽は何だ?
あの熊は何だ?
まさしくタイトルの通り
私は憤怒の河を渉りました・・
これは監督の意図だったのだろうか・・・笑
 
だけどここまで大胆で破天荒になると
確かにカルト的な魅力は出てきますね。
お口アーンの健さんも微妙にチャーミング。
昭和の漫画を映画にしたような作品。
 
それに健さん池部良さんのツーショットを見るのは
やはり気分がいい。笑
 
まあ、許そう。
 

 
【解説】allcinemaより
 西村寿行の同名小説を原作としたサスペンスアクション作品。監督は「新幹線大爆破」の佐藤純弥。脚本は佐藤と「金環蝕」の田坂啓が担当した。無実の罪を着せられた検事の逃走劇であるが、着ぐるみバレバレの熊や新宿を疾走する馬など、色々な意味でインパクトにあふれた娯楽映画となっている。
 検事の杜丘冬人は新宿の雑踏で見知らぬ女から「金品を盗まれ強姦された」と告発され緊急逮捕されてしまう。他の男も「カメラを盗まれた」と供述、逮捕に必要な証拠も揃っていた。自分にかけられた罠を取り除くため、現場検証の場から逃走を図る冬人。女の正体をつかみ彼女の郷里へ向かうが、すでに女は殺されており、冬人は殺人犯として追われることに。日高山中に逃げ延びた冬人は、自分をはめた真犯人が政界の黒幕である長岡了介ではないかと思い始める。