レッド・ブロンクス(1995)




やっぱりジャッキーはいいなあ。笑

制作・監督としても、もちろん偉大。
イーストウッドや、ブルース・リーほどのカリスマはないかもですが
彼なりの個性と愛らしさ、本気のスタントはとても魅力的。
人間味のある、愛されキャラですね。

舞台はNYのブロンクスなのですが(撮影はカナダ)
雰囲気は香港そのもの。笑
このごろの中国に関する(日本に限ってなのかな?)ニュースは
日本人にはあまり歓迎されないものが多いような気がしますが
80年代90年代の映画においては友好的な気がしますね。
というか応援しちゃう。

なんていうかな、銃社会に対する
殺戮的な武器をもたず
身体ひとつで戦うアジアの武道って
やはり魅惑的なのだと思います。
そして、弱きを助ける。笑

叔父から引き継がれた、女性店主が経営するスーパーマーケットの
暴走族の万引き犯をこらしめたため逆恨みされてしまうジャッキー。
そして暴走族の絡んだダイアモンド窃盗に巻き込まれてしまいます。

ジャッキー作品のわりには、アメリカ向けに残酷なシーンも多いのですが
昨今の話題作からしたらやはり控えめだと思います。

ドリフっぽいコメディもあるアクション映画。
昭和生れ向きでしょう。笑



【解説】allcinemaより
私事でニューヨークにやって来た香港の刑事が、ギャングとのトラブルをきっかけに巨悪組織の犯罪に巻き込まれるもその危機に立ち向かい、奮闘する姿を描いたアクション。ニューヨークからカナダにかけてオールロケーションした、ジャッキーのアメリカ再デビュー作(最初は「バトルクリーク・ブロー」)。
 叔父の結婚式に出席するため、休暇を利用してニューヨークを訪れた香港の刑事クーン。彼は叔父の経営する店を買い取った女性イレインと出会う。そして、新婚旅行に発つ叔父のアパートを留守番することに。また、隣に姉と2人で暮らす車椅子の少年ダニーと知り合うクーンだったが、その姉が属しているギャングがイレインの店を相手に問題を引き起こし、そこへ介入したことがもとで彼らの標的となってしまう。やがてある日、ギャングのひとりがダニーの車椅子にダイヤモンドを置き去って行く。そのダイヤは闇社会のボス、ホワイト・タイガーから奪取してきた代物だった。こうして、身に覚えのないクーンたちが命を狙われる羽目になるのだが…。
 この作品にも素足による水上スキーシーンやビルからのジャンプシーンなどの、彼ならではのアクションシーンはあるものの、笑いの要素はちょっと少なめ。アメリカでは大ヒットを飛ばし、一躍ジャッキーの人気をポピュラーなものにした。その英語吹き替え・サウンド再編集の“U.S.ヴァージョン”(91分)もビデオが出ているのでオリジナルと見比べるのも一興。