「ほーれほれほれ、この茶碗~」
このメロディが頭から離れません。笑
お正月映画用として撮影されたオペレッタ時代劇。
出来では「会議が躍る」にも決して引けは取らない。
傘屋の娘のお春は、近所に住む片岡と好きあっています。
だけど片岡は優柔不断のモテ男。
お春はもうやきもち焼きまくり
いてもたってもいられません。
片岡を取り巻く娘3人の顔が似ていて
最初は見分けがつきにくかったですね。笑
でも3人ともとても可愛い、歌も、しぐさも可憐です。
日傘を差して散歩に行きたくなります。笑
骨董屋はちょっとずる賢かったですけれど
悪い人間というのが出てきません。
ちょっとマヌケでお人よし。
娘が殿にもらわれてしまうかもしれないのに
骨董の心配ばかりする父親の微妙な男性心理はとてもうまいですね。
オチャメなバカ殿さまもいいと思います。笑
わき役陣もいい感じで、背景となりコーラスしています。笑
カット割りは洗練されていますね。
撮影はまだ有名になる前の宮川一夫さん。
バカバカしくて、デタラメで、そして楽しい。
当時の人々はきっと、この作品を見て元気をもらえたのでしょう。
古い作品なので、画像にも音声にも荒い部分はかなりありますが
後世に残すべき名作のひとつでしょう。
【あらすじ】ウィキペディアより