サンダーボルト(1974)




「またやれば良いじゃないか、俺達で」


途中で以前に見ていたことを思い出し
オチに気が付いてしまったのが残念。
でも面白かったですね。

アメリカンニューシネマ風なのですが
おちゃめでハチャメチャでマヌケ。
のんびりしたクライムアクション。

サンダーボルトとあだ名された銀行強盗ジョン・ドーアティ。
モンタナ現金輸送会社から強奪した50万ドルを
ジョンが持ち逃げしたと思い込んでいる
かっての仲間であるレッドとグッディは
ジョンを追い、殺そうとしています。

レッドの銃撃から逃れたジョンはライトフットという若者と一緒に
お金を隠した小学校を探します。
しかし学校は建て替えられ新校舎になっていました。

物語の本筋とは全く関係ないシーンが
やけに多いのですけれど。笑
そんな無駄なところもまた楽しい。

旅の途中ヒッチハイクした運転手がイカれていて
トランクにうさぎが山ほどいたり。
全く持って意味不明。笑

銀行強盗の資金を作るためには
みんなで真面目にバイトまで始めます。
そんなにちゃんと労働できるなら
強盗なんてしなくてもいいのに。笑

極めつけはジェフ・ブリッジスの女装。
クネクネと色っぽいポーズをキメめる姿は必見。
ちょっとキモチワルイけど。笑

でも、さすが1歳で俳優デビューしたというだけあって
この頃からジェフはとても演技が巧いですね。
この作品では彼が主人公といっていいでしょう。
ジェフの魅力が満載です。

ラストは白いキャデラックに乗り去るイーストウッド
さすがキマっています。
さすが外さない・・



【解説】allcinemaより
金庫を大砲で破壊して金を盗む男サンダーボルトと、新たにコンビを組んだライトフットという若者。彼らのヤマを狙って、悪党が割り込んでくる。二人のアウトローをコミカルに描いたアクション。前年の「ダーティハリー2」でジョン・ミリアスと共に書いた脚本を認められた、M・チミノの監督デビュー作にして最高傑作。
 銀行の金庫を機関砲で派手にブチ破ることからサンダーボルトの異名を持つ強盗ジョン。彼はかつて一緒に大金を強奪したレッドから、その金を持ち逃げしたと勘繰られ追跡されていた。そんな時、サンダーボルトはライトフットという有能な若者と出会い、コンビを組むことに。そして大金を隠した小学校へ向かう。だが、学校は新校舎に変わっていた。そこで彼らはレッドらと共に、大金をせしめた銀行をまた同じ方法で襲撃するのだが…。