洞窟おじさん(2015)

 
 
 
13歳から43年間にわたり洞窟で生活した
「現在のロビンソンクルーゾー」
昭和21年生まれ、本名、加村一馬さんの
自給自足の野生生活を基にした実話ということです。
 
8人きょうだいの6番目、だけど自分だけ両親から虐められました。
家出をし愛犬シロとともに足尾鉱山の洞窟で
ヘビやカエルやウサギを捕獲しながらサバイバル生活をします。
シロが死んだあとは悲しみに暮れました。
 
農業を営むやさしい夫婦に発見され
養子にならないかとも誘われますが
家庭より自由な生活を選びます。
山中の珍しい蘭の花でお金を稼ぐこともしました。
 
生きる力が凄いなと感心してしまいます。
私なんてキャンプでさえ大嫌い、超インドア派。笑
 
終戦を知らず長年グアムでサバイバル生活をしていた横井庄一さんや
フィリピンから帰還した小野田 寛郎さんを思い出します。
でも横井さんや小野田さんは孤独に暮らしていたと思いますが
一馬さんは本当に良い人間関係に恵まれることが多かったようです。
きっと人を惹きつける魅力がある人なのでしょう。
 
50歳を過ぎてから読み書きを覚える
恋をする
仕事をする
我が家をもつ
何をするにも遅すぎることはないのです。
 
でも最後はやっぱり山で死にたいそう。
やはり自由が一番楽なのでしょう。
 

 
【番組概要】NHKオンラインより
山中の洞窟に隠れ住み、ヘビやネズミで食いつなぎ、自力でイノシシを狩ることを覚えた少年は、やがて、山菜や蘭(らん)を売る知恵を身につけ、知り合ったホームレスから文字や女性の魅力を学んでゆく。折々に出会う人々に助けられながらも、43年間、たった一人で生き抜いてきた男。“発見”されたときは57歳になっていた。
ただ生きるために自らの身体と頭をフル稼働し、サバイバル技術を身につけてゆく“洞窟おじさん”の生き様は、現代人が失いつつある力強さに溢れている。一方で、徐々に接してゆく人間社会に戸惑いながら、激しい孤独感から逃れようとする姿は、どこか私たちの共感を呼ぶものがある。これは、自分の居場所を求めて(ちょっぴり長すぎたけれど)さまよい続けた男のドラマである。