「勇気とは、臆病とはなにか」
西部劇というジャンルですが、戦争映画という感じ。
しかし戦闘シーンはほとんどなく
どちらかといえば極限状態になったときの
人間の本性や欲望を描いています。
革命軍の逆襲を受けた部隊を
勇気ある行動で救った第12騎兵隊の分遺隊員5人。
ソーン少佐は彼らを名誉賞受賞者に推薦するため
コルドラ基地に移すことになります。
そして革命軍に加担したアメリカ女性
アデレイデも一緒に護送する命令を受けます。
しかし旅の途中で革命軍に馬は奪われ
けが人に病人
食料も水も底をつきます。
いらだつ隊員たちは凶暴になっていきます。
ソーン少佐の過去の弱みにつけこみ
隙があれば女性を襲おうとする。
ついにはソーン少佐を殺そうとまでします。
彼らは戦闘では勇敢に戦ったのかもしれません。
しかし人間としては尊敬に値しませんでした。
そのうえ飢えと渇きと疲れがさらに人間を変えてしまいます。
誰も信じられない、すべてが敵になる・・
ソーン少佐はそんな彼らと対立しながらも
最後まで任務を遂行しようとします。
見ていてつらい作品でした。
でも誰も死なずにコロラドに到着できた
それだけはよかったです。
【解説】NHKBSオンラインより