マジェスティック(1974)




数ある復讐ものを私も見てきましたが
さすがにこれはお初です。

イカのための復讐。笑

これからの酷暑の時期、美味しい果物ですよね。
私も大好き、アイスの「スイカバー」も「爽」のスイカ味も
とってもお気に入り。笑
とプライベートな甘味好きはさておき。

何人もを殺害した凶悪犯に挑むのは
なんとCIAでもFBIでもなく、ただの農夫なのです!

こう書くとなんだかコメディみたいですが。笑
オープニングからザ・70年代。
思いきりクライムサスペンスです。

無実の罪で投獄されたマジェスティック
大悪党レンダと一緒に脱獄します。
2万5千ドル払うから逃げようというレンダの誘いを断り
警察と取引しようとするマジェスティック
怒ったレンダはマジェスティックを殺そうとし
彼の収穫した大量のスイカを銃で撃ち
めちゃくちゃにしてしまいます。

農場の仕事を手伝った移民の女性といい関係になるのかな?
とも思ったけれど色気は一切なし。
すべてはスイカのためなのです。
イカの敵をうつためにマシンガンを持ち
レンダとの対決に向かいます。

労働と食べ物が何より大事
働かざる者は食うべからず
そんなハードボイルド。

珍味でしたがそれなりに楽しめた映画でした。
たまには変わった味も試さないとね。



【解説】allcinemaより
アメリカ南西部の農村を舞台に、行く当てのない貧しいメキシコ移民たちを使い、細々と小さなスイカ畑を経営するマジェスティックブロンソン)が、執拗なまでにいやがらせを繰り返す無法者たちに怒りを爆発。正義の鉄拳を叩き込む。ブロンソンが農夫を演じていると言うことが少し異色だが、その中でも彼の“渋さ”は十分に発揮され魅力的。R・フライシャーの演出もソツがなく、まずは気楽に楽しめる娯楽作となっている。
 スイカを栽培する大農園を営むマジェスティック。収穫期が訪れた頃、彼は貧しいメキシコ移民たちも雇い入れ、スイカの取り入れを始めることに。だがそこへ、コパスという男とその一味が仕事の引き渡しと手柄を寄越すよう迫ってくる。しかし、抵抗したことから喧嘩沙汰になり、マジェスティックは留置所送りになってしまう。やがて、同じく投獄の身にあったコパス一味の殺し屋レンダと共に護送されるマジェスティック。その道中、護送車が待ち伏せしていたレンダ一味に襲撃され、マジェスティックは混乱の中レンダを捕らえたまま逃走するのだった。そして、レンダから逃亡の取引を持ちかけられるも決裂に終わり離ればなれに。こうしてマジェスティックは、コパスとレンダの組織によって復讐され始めるのだが…。