ジュリエットからの手紙(2010)




展開の読めてしまうありきたりなラブストリーですが
ヒロインは可愛いし、飽きずに楽しめる作品でしょう。

しかも、おじいさんになってもハンサムな
フランコ・ネロを鑑賞できただけでももうけもの!
心の中で「ジャンゴ~」と叫んだのは
私だけでないはず(私だけ?笑)

イタリアンレストランを開業しようとしているカレと
イタリアに婚前旅行に出かけた記者の卵のソフィ。
だけどカレは料理にワインの研究ばかりで一緒に観光もしてくれない。
ひとりでブラブラ、そんなとき「ロミオとジュリエット」の
ジュリエットの秘書たちとで出会います。

世界中の女性の恋の悩みに手紙で返事を書く彼女たち。
ソフィは偶然見つけた好きな人に逢いに行けなかったという
50年前の手紙に返事を書きます。
手紙を受け取った女性クレアは、かっての恋人を探すために
イギリスからイタリアに孫と一緒に来てしまいます。

クレア役のヴァネッサ・レッドグレーヴも素敵でしたね、上品で。
フランコ・ネロと実生活でパートナーだった時期もあったのですね。
そんなふたりが共演というのも粋なはからい。

イタリー男の口説き文句もすごいですね。笑
ナンパするのは女性に対する挨拶なのでしょう。
でもいつでもそうやって男性に褒めてもらえるから
イタリア女性もいつまでたっても女度が高いのかも知れません。

日本のように日が差せば
黒いサンバイザーに、黒い手袋に、首にはスカーフで自転車で颯爽・・
イスラム教の女性より肌見せません的な
そういうオバちゃんはいないような気がする。

恋に素直になること。
女性は綺麗でいること。
仕事をすること、責任はもつこと。
いくつになっても遅すぎないこと。

ストレートな展開が心地いい。
長年熟成したワインの深い味わいは格別だけれど
ボジョレー・ヌーヴォなフレッシュさも、また味わう価値あり。
そんな恋物語



【解説】allcinemaより
ロミオとジュリエット』の舞台としてして知られるイタリア、ヴェローナ。有名な観光スポットであるジュリエットの生家には、世界中からジュリエット宛に恋の悩みを綴った手紙が届くようになり、いつしかジュリエットになりきった“ジュリエットの秘書”と呼ばれる有志の人々によって心のこもった返信が届けられるようになった。本作はそんな“ジュリエット・レター”と呼ばれる手紙をモチーフに描くラブ・ストーリーアメリカからやって来たヒロインが、50年前のジュリエット・レターを偶然見つけ、その50年越しの初恋を取り持とうと奔走する中で自らの恋を見つめ直していく姿を、イタリアの美しい風景とともにロマンティックに綴る。主演は「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライド。共演に「ジュリア」「いつか眠りにつく前に」のヴァネッサ・レッドグレーヴ。監督は「シャーロットのおくりもの」のゲイリー・ウィニック
 ニューヨークで雑誌の調査員として働くソフィは、婚約者のヴィクターとイタリアのヴェローナに婚前旅行でやって来る。ところが、レストランの開店を予定しているヴィクターはソフィそっちのけで食材探しに夢中。仕方なく、一人で“ジュリエットの家”を訪れたソフィ。偶然にも、壁の中にあった一通の“ジュリエット・レター”を見つける。それは、50年前にイタリアを訪れ、そこで出会った青年ロレンツォと恋に落ちた英国人女性クレアが書いたものだった。その手紙にソフィが返事を書いたところ、それを受け取ったクレアが孫のチャーリーを伴ってはるばるイタリアまでやって来た。ソフィはクレアの話を聞くと、ロレンツォを捜し出そうと提案、こうして3人で50年前の初恋の相手を捜す旅が始まるのだが…。