グランド・キャニオンの対決(1959)


 
 
 
この作品、タイトルからして西部劇だと思って鑑賞したのですが。
なんとサスペンス映画でした。笑
 
MMの「ナイアガラ」ではカナダに行かなくても
ナイアガラの滝の迫力を感じることができました。
この作品ではグランドキャニオンに行かなくても
グランドキャニオンの壮大な景観を楽しむことができます。
 
こんな場所から落ちたらイチコロもない・・・
死体だってなかなか発見できない
そんな恐怖感。
そしてそんな場所で、連続殺人事件が起こってしまいます。
 
空撮ロケによるロングショットは実に素晴らしい。
グランドキャニオンの雄大さは実にスリリング。
S字のカーブでのカーチェイス
ケーブルカーでの格闘。
 
ただ肝心の真犯人が、何の捻りもなく登場してしまって
サスペンスとしてはあっけなかったのが残念。
アクションシーンが素晴らしかった分、少しもったいなかったです。
 
B級映画の巨匠として名高いドン・シーゲル監督。
でも私的には全体的に相性いいかも?と思います。
雰囲気は好きですね。
 
イーストウッド監督もきっと相性よかったのでしょうね。
(同じ目線かよ?笑)
ドン・シーゲル監督に大きな影響を受けたような
そんな気がします。
 

 
【解説】allcinemaより
グランド・キャニオンの鉱山で殺人事件が発生した。警官のレスは事件の謎を追って、酒場の店主に迫るが……。クライマックスのサスペンス演出が光る、D・シーゲル監督のミステリ・スリラー。