アパッチ(1954)


 
 
バード・ランカスターが青い目の先住民を演じています。
でもどこかで見た風貌・・
そうだ!
S・スタローンの「ランボー」にそっくりなのです。笑
 
カリフォルニア移送の列車から逃れた
アパッチの戦士マサイ(バート・ランカスター)。
盗みをしたり、チェロキー族の男性に助けられたりしながら
アパッチ族居留地に戻ることができたマサイ。
しかし族長の裏切りで騎兵隊に捕まりそうになり
族長の娘ナリンリ(ジーン・ピータース)を誘拐して逃亡します。
 
最後のアパッチ族として、たったひとりでも白人と戦うと
必ず復讐すると心に誓うマサイ。
 
骨太で男臭い映画を見るならこの人!のアルドリッチ監督ですから
たったひとりのアパッチの戦士VS騎兵隊・・
しかも見た目は「ランボー
この先どんな激しい戦いが繰り広げられるのかと
期待するわけです。
 
 
 
 
娘とマサイの間に愛が芽生え、やがてナリンリは妊娠。
マサイはトウモロコシの種をまき食物を育てます。
ラストには産まれた赤ちゃんの泣き声がして
騎兵隊はマサイを追うのをやめることにし
マサイは素敵なマイホームパパになるために駆け出す・・という
まさかのスーパーハッピーエンド。
イッキに脱力してしまいました。笑
 
戦うより食物を生産するほうが合理的なんだという
教えのような作品でした。
もちろんその通りで、大賛成なんですけれど
決して悪い話ではなかったのですけれど
 
・・・
 
アルドリッチ監督ぅ~
 

 
【解説】allcinemaより
居留地送りから逃れたインディアンのマサイが、復讐の果てに新生活を築くまでを描いた変種ウェスタン。自身のプロダクションで製作したランカスターの意気込みは感じられるが、アルドリッチ作品としては凡庸な出来。