「俺のイヌになれ」
この作品でも犯人を追うあまりに刑事がイカれていきます。
北野武監督作品の「その男，凶暴につき」に大いに影響を与えたことで有名。
偽造団の主犯格マスターズ(ウィレム・デフォー)を追う
チャンス（ウィリアム・Ｌ・ピーターセン）とジミーの二人の刑事。
ジミーを殺されたチャンスは、新たな相棒ヴコビッチ（ジョン・パンコウ）とともに
復讐のために異様なまでの行動をとります。
冒頭の偽札作りがいいですね、細かく慎重な作業。
丁寧な仕事をする男性というのは実にセクシーです。
男性の仕事ぶりというのは女性がよく観察するものかも知れません。
殿方の皆さん、見られていますよ。笑
この作品はウィレム・デフォーがいいんですね。
アーティスト性のある知的な悪人ぶりが素敵。
ですがピーターセンの甘いマスクが作品の残虐性とあっておらず
足をひっぱっています。
そのうえハチャメチャなわりに弱いし捜査もミスるし女性蔑視だし
なかなか感情移入できないキャラでした。
はじめに主人公だと思ったジミーがあっけなく死に
主人公のチャンスも目的を遂げないまま死んでしまうという奇抜な展開。
そして悪の連鎖。
評判のいいカーアクションは一見の価値ありでしょう。
高速道路を逆走していくのはホンモノの撮影なんですよね？
引き込まれます、凄い運転テクニック。
やたらと流れる音楽は邪魔でしたが
音楽にファッションにヘアメイク・・
８０年代の雰囲気は十分に堪能できました。
【解説】allcinema
シークレット・サービスのチャンスは、定年退職を２日後に控えていた相棒ジミーを長年追い続けている偽札犯エリックに殺されてしまう。復讐を誓ったチャンスは新たな相棒ジョンと共に捜査を再開、まずは偽札の運び屋を捕まえる。また、エリックの弁護士が偽札をさばいてるとの情報を得て張り込み始めるチャンス。しかし、気付いた時にはエリックに弁護士を殺され、金を持ち逃げされていた。やがて、ＦＢＩも巻き込みながら、ようやくエリックの居場所を突き止めるチャンスだが…。
紙幣偽造犯に相棒を殺された捜査官の追撃。犯人逮捕に躍起になり、やがて法を逸脱して行く主人公の生き様をスタイリッシュな映像とフィルム・ノワールの雰囲気で描いた奇妙な味のアクション。高速道路逆走のシーンは圧巻。
紙幣偽造犯に相棒を殺された捜査官の追撃。犯人逮捕に躍起になり、やがて法を逸脱して行く主人公の生き様をスタイリッシュな映像とフィルム・ノワールの雰囲気で描いた奇妙な味のアクション。高速道路逆走のシーンは圧巻。
