プレステージ(2006)


 
 
 
「タネは知らないほうが良いんだ・・」
 
 
見た目は私の好みの俳優さんです。
マイケル・ケインはどんな役も断わらないことで有名な名脇役ですし
デビット・ボウイが出演していたのには、それだけでも見る価値あり。
でも最初にボウイが出ていることを知らなければ
気がつく人はなかなかいないでしょうね、ロックな彼とは全く別人でした。
 
ビジュアル的には申し分なし。
セクシーな主演者揃い、美しい映像に衣装にセット。
 
マジックに取り憑かれたふたりのマジシャンが
最高のマジックをするために競い合います。
そして同じマジックをすることになります。
しかしそのタネは全く違う。
 
相手のマジックのタネを知るために
新しいマジックを開発するために
相手を潰すために
どんな犠牲も払ってしまうふたり。
マジックのためには、相手の愛するものも
自分の愛する者の命まで
平気で奪ってしまう。
 
やられたら、やりかえす・・
泥沼の確執。
 
瞬間移動のトリックは一体どうなっているのか?
終盤、誰もがその種明かしに期待を膨らますことでしょう。
そして確かに大どんでん返しのラストが待っていました。
 
しかし、まさかのクソどんでん返しだったのです。
忍者かよ?
それとも、どらえもんがポケットから出した未来装置かよ?
 
それまでの良いところが全部消えてしまいました。
ああ、もったいない・・
ある意味、そういうイリュージョンなのかもしれませんが。笑
 

 
【解説】allcinemaより
世界幻想文学大賞を受賞を受賞したクリストファー・プリーストの傑作『奇術師』を、「メメント」「バットマン ビギンズ」のクリストファー・ノーラン監督が映画化したミステリアス・ファンタジー・サスペンス。19世紀末のロンドンを舞台に、マジックに人生の全てを捧げる2人の天才マジシャンが、互いに激しいライバル心を募らせ壮絶な確執を繰り広げた末に行き着く驚愕の顛末を幻想的かつトリッキーに描き出す。主演は「X-MEN」シリーズのヒュー・ジャックマンと「バットマン ビギンズ」のクリスチャン・ベイル。共演にマイケル・ケインスカーレット・ヨハンソンデヴィッド・ボウイ
 19世紀末のロンドン。華麗かつ洗練されたパフォーマンスで魅せる“グレート・ダントン”ことロバート・アンジャーと、天才的なトリックメイカー“ザ・プロフェッサー”ことアルフレッド・ボーデン。2人のマジシャンは、修業時代から互いを認め合いマジックの腕を競い合っていた。しかし、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落とすと、その原因がボーデンにあったことから、アンジャーは彼への復讐に取り憑かれていく。そんな中、ボーデンはサラと出会い幸せな家庭を築く。一方のアンジャーも、美しく優秀なアシスタント、オリヴィアを得て、その華麗なステージが評判となる。しかし、2人の確執は一層激しいものとなっていくのだった。