リオの男(1963)


 
 
 
お洒落ですねえ、粋ですねえ。
 
ベルモンドが「ルパン三世」のモデルだというのは知っていましたが
この作品なんですね、アニメになったらそのままルパンです。笑
後半の宝探しは「レイダース/失われたアーク」の元ネタなのですね。
ベルモンドがハリソン・フォードになったら
 
勢いだけで誘拐された彼女を助けに行く。
ただそれだけなんですけど、そのいい加減さが
面倒なことが一切ないのが
なんだかいい味でした。
 
一週間の休暇をもらった兵隊のアドリアンジャン=ポール・ベルモンド)は
恋人のアニエスフランソワーズ・ドルレアック)に会いに行きます。
アマゾンで発見されたマルテク族の小像を巡って誘拐されてしまうアニエス
彼女を助けるため、あとを追いリオに行くアドリアン
 
ヒロイン役のドルレアックはカトリーヌ・ドヌーブの実のお姉さんだそうですが
オードリー・ヘップバーンをフランス女性にしたような美人。
スレンダーでとてもチャーミングなのです。
こんな美人姉妹があっていいのでしょうか?
 
靴磨きの少年もとってもキュート。
何気にアドリアンをピンチから救ってくれたりして
微笑ましさ満点です。
 
そして、なんといってもベルモンドのアクション。
彼女のためなら、陸、海、空、どこだって、どこまでも
追いかけて、追いかけていく~~
コミカルなシーンを挟みながらも
めちゃくちゃカッコイイのです。
 
主役はリオの男じゃなくってフランス男だけど気にしない。笑
気分爽快、見た後スッキリ!
素敵な娯楽映画でした。
 

 
【解説】allcinemaより
 主人公の婚約者が何者かに誘拐された。婚約者の父親はアマゾンで石像を発掘したことがあったが、その石像も、パリの美術館から消え失せている。主人公は、この二つの事件が関連していると見て、リオへ向かうが……。J=P・ベルモンド主演のアクション・コメディ。